【2026最新版】ホテル業界の展示会完全ガイド!種類・26-27年開催スケジュール・出展を成功させる4つのポイント

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「ホテル業界の展示会に出展したいけど、どれを選べばいいか分からない…」「HCJとツーリズムEXPOジャパン、自社の商材ならどちらにマッチするのか比較したい…」「宿泊施設の担当者との新規商談を増やしたい…」そんな悩みを抱えていませんか?

ホテル業界にとって展示会・見本市は、厨房機器やアメニティ、客室設備、運営システムなどを直接訴求し、ホテル・旅館の購買担当者との商談機会を一気に増やせる強力なマーケティングチャネルです。

訪日インバウンド需要の回復・拡大と、宿泊産業のDX・省人化ニーズが重なる2026年は、総合見本市から専門展まで注目の展示会が目白押しで、オンライン・ハイブリッド開催の定着により、より戦略的な活用が求められています。リアル来場の担当者だけでなく、オンライン視聴者や海外バイヤーへも同時にリーチできる時代、展示会設計の巧拙が受注成果を大きく左右します。

この記事では、2026年最新のホテル業界向け展示会の種類やスケジュール、出展メリット、さらに出展を成功させる具体的なポイントを分かりやすく解説します。リアル開催の総合見本市・専門展から、ウェビナー・オンライン配信を組み合わせたハイブリッド施策、動画コンテンツによる商材訴求・継続的なリード獲得まで網羅。これを読めば、自社に最適なホテル業界向け展示会の戦略が描けるはずです。

目次

ホテル業界の展示会のよくある質問【5問5答】

ホテル業界の展示会や動画配信のご相談をお受けする中で、当社に特に多くいただく質問があります。本章では、まず1問1答でお答えし、そのうえで「ホテル業界×展示会」という切り口で詳しくご案内します。

まずは、よくある質問とお答え5選からご覧ください。

Q1. 出展費用の相場はどのくらいですか?

国内の総合展・見本市は1小間(約9㎡)あたりおおむね30万〜60万円が目安で、装飾・什器・輸送・人件費を含め総額100万〜300万円規模が一般的です。専門展や小規模ゾーンならさらに抑えられるケースもあります。まずは小間数を絞り、目的から逆算して予算を組むのがおすすめです。

Q2. 初めての出展です。何から始めればよいですか?

①目的とKPI(名刺数・商談数・受注額など)を1つに絞る → ②目的に合う展示会の選定 → ③予算と準備期間(通常3〜6ヶ月)の確保 → ④ブース設計・デモ機材・配信準備 → ⑤会期後のフォロー導線、の順で進めます。テーマの合う専門展から始めるのが失敗しにくい進め方です。

Q3. ホテル業界で規模の大きい展示会はどれですか?

ホテル・レストラン関連の総合商材では、東京ビッグサイトで開催される「HCJ(ホテル・レストラン・ショー)」が国内最大級として知られています。インバウンド・観光領域では「ツーリズムEXPOジャパン」が代表的な大型見本市です。自社商材の来場者層との一致度で選ぶのがポイントです。

Q4. BtoBの商談獲得に向く展示会はどれですか?

来場者の多くがホテル・旅館の購買・施設・運営部門の意思決定者である「専門展・商談見本市」が適しています。宿泊産業DX展やアメニティ・客室設備の専門ゾーンは、1回の出展で数十〜数百件の商談機会につながることもあります。

Q5. オンライン・ハイブリッド配信はホテル業界の展示会でも効果がありますか?

あります。会期中のライブ配信や新商品のオンライン発表、来場できなかった遠方・海外バイヤー向けのアーカイブ配信でリーチを会場外へ拡張できます。配信映像は商品ページ・営業資料・SNS広告に二次活用でき、リアルの実物訴求とオンラインの拡張性を組み合わせるハイブリッドが2026年の主流です。

ホテル業界の展示会とは?全体像と2つの開催形式

ホテル業界の展示会とは、ホテル・旅館・宿泊施設向けに、厨房機器・客室設備・アメニティ・什器・運営システムなどを提供するメーカー・商社・OEM/ODM事業者が、新規取引先の開拓や情報発信、商談、ブランディングを目的に出展・開催する見本市の総称です。

厨房機器やレストラン運営を扱う総合展から、宿泊産業のDX・運営システムを対象とする専門展、客室設備・アメニティのOEM/ODM商談展、インバウンド・観光関連の商談展まで、その形式はきわめて多様です。コロナ禍を経て普及したオンライン配信技術により、2026年は「リアルのみ」「オンラインのみ」という二択ではなく、両者を組み合わせた柔軟な設計が一般化してきました。

まずは全体像を整理するため、ホテル業界の展示会を「リアル開催」と「オンライン・ハイブリッド開催」の2軸で見てみましょう。インバウンド需要の回復・拡大、宿泊産業DX、省人化といったメガトレンドの中で、どちらか一方だけでは成果が出にくい時代に入っています。

ホテル展示会のリアル開催とオンライン・ハイブリッド開催の特徴を比較する図

①リアル開催のホテル展示会(総合見本市・専門展)

リアル開催とは、展示会場にホテル・旅館の購買担当者や業界関係者を集めて実施される見本市です。

ホテル業界にとって最大の強みは「機器や什器の質感・使用感を実際に確かめてもらえること」。HCJ(ホテル・レストラン・ショー)をはじめ、毎年多くの購買担当者を集める大型展示会が各地で開催されています。

厨房機器の調理デモ、客室什器の座り心地、アメニティの香りや肌触りといった、写真やスペック表では伝わらない商材の質感を直接訴求できる点は、オンラインでは再現しにくい価値です。特に高機能商材やデザイン性の高いアメニティなど、実物で初めて魅力が伝わる製品を扱う場合、リアル開催の見本市は欠かせません。

一方で、出展費用は小間(ブース)1区画でも数十万円〜、大規模出展となれば数百万円以上に達することもあります。準備期間も通常3〜6ヶ月が必要なため、出展を決めたら早期に社内プロジェクトを立ち上げ、ブースデザイン・デモ機材準備・カタログ制作・商談オペレーションを並行で進めることが成功の条件です。

②オンライン・ハイブリッド開催のホテル展示会

オンライン開催は、場所・時間の制約がないため全国・海外からの参加が可能になります。バーチャルショールーム、オンライン商談、多言語ライブ配信による新商品発表など、ホテル業界でも展示会のDX化が着実に進んでいます。

2026年は、コストを抑えつつリーチを最大化できる「ハイブリッド」がホテル業界向け展示会のトレンドキーワードです。リアル会場で実物に触れてもらう臨場感と、オンラインの拡張性を両立できる点が強みです。さらに配信映像はそのまま動画コンテンツとして二次活用でき、「1回の展示会を1年使う」発想が可能になります。

プラットフォーム選定(YouTube Live、Zoom、専用ウェビナーツール)、配信機材の手配、運営スタッフの役割分担など、ハイブリッド開催には専門ノウハウが求められるため、外部の配信パートナーと組むのが一般的です。

最近では厨房機器の調理デモをライブ配信したり、客室設備の使用感を高精細クローズアップ動画で伝えたりと、ホテル業界ならではの動画活用も広がっています。

ホテル業界で押さえるべき5つの展示会の種類

ホテル業界の展示会を「規模」「ターゲット」「目的」で分類すると、次の5種類に整理できます。それぞれの特徴を理解し、自社のマーケティング戦略に合った形式を選びましょう。

ホテル業界で押さえるべき5種類の展示会(総合見本市・DX展・アメニティ専門展・インバウンド関連展・建築関連展)の一覧図

まず、ホテル業界の主要な展示会・イベント形式を一覧で比較します。各形式の詳細は、この後の項目で解説します。

展示会・イベント形式 費用感(目安) 準備期間 主に獲得できるリード 向いている目的
総合ホテル・レストラン見本市(HCJ等) 小間30万円〜/総額100万円〜 3〜6ヶ月 ホテル・旅館・飲食・宿泊施設の幅広い購買担当者 新規取引開拓・認知拡大
宿泊産業DX・運営システム展(ホスピタリティテックEXPO等) 要問合せ(主催者非公開) 3〜6ヶ月 経営層・DX推進・情報システム担当者 システム提案・業務効率化商材の訴求
客室設備・アメニティ・インテリア専門展(ホテル・オフィス・店舗・商業空間展等) 小間20万円〜/総額70万円〜 2〜4ヶ月 施設・購買・デザイン担当者 客室商材のブランディング・OEM/ODM商談
インバウンド・観光関連展(ツーリズムEXPOジャパン等) 小間30万円〜/総額100万円〜 3〜6ヶ月 旅行会社・DMO・ホテル販売促進担当者 インバウンド需要の獲得・販路開拓
ホテル建築・リノベーション関連展(ジャパンホームショー等) 小間30万円〜/総額150万円〜 3〜6ヶ月 開発・設計・施工・オーナー企業の意思決定者 建築・改装・設備投資の商談

※費用感は小間(ブース)出展を想定した目安です。「ホテル・旅館業界IT&リノベーション展示商談会」のような客室展示型の商談会は、小間出展とは異なる参加費体系となる場合があります。実際の費用は展示会・出展規模により変動するため、必ず各主催者の出展要項でご確認ください。

①総合ホテル・レストラン見本市(HCJ等)

総合ホテル・レストラン見本市は、厨房機器からアメニティ、運営システムまで、ホテル・レストラン運営に関わる幅広い商材が一堂に集う最大級の商談チャネルです。

HCJ(ホテル・レストラン・ショー)が代表例で、フード・ケータリングショー、厨房設備機器展と同時開催され、ホテル・旅館・飲食・宿泊施設の購買担当者が多数来場します。

幅広い購買担当者が来場するため、新規取引先の開拓や認知拡大に最適です。大手ホテルチェーンから独立系旅館まで、業界の最新動向を一度に把握できる場でもあります。 ただし出展社数・来場者数が多いぶん、自社ブースをいかに見つけてもらい記憶に残すかが勝負になります。

事前の出展告知、印象的なブースデザイン、そして来場後も思い出してもらえる動画コンテンツの活用など、「来場前・来場中・来場後」を一気通貫で設計することが、総合見本市で成果を出す鍵となります。

②宿泊産業DX・運営システム展(ホスピタリティテックEXPO等)

宿泊産業DX・運営システム展は、PMS(宿泊管理システム)、セルフチェックイン端末、清掃ロボット、キャッシュレス決済など、宿泊施設の省人化・業務効率化を支援するIT・DXソリューションが集まる商談特化型の展示会です。

2026年12月開催の「第1回ホスピタリティテックEXPO」内の「宿泊DXフェア」ゾーンが代表例で、観光・宿泊・飲食業向けのAI・DX・ロボット関連の出展が一堂に会します。

来場者の多くが経営層・DX推進担当者・情報システム担当者であるため、明確な課題意識を持つ意思決定者層に直接訴求できます。人手不足が深刻化する宿泊業界において、省人化・業務効率化のニーズは年々高まっており、今後さらに注目度が高まる展示会形式です。

DX系の来場者は、その場で結論を出さず社内に持ち帰って検討するケースが多いのも特徴です。商談で口頭説明した内容を、後日改めて社内の決裁者へ共有してもらうには、機能解説動画や導入事例のアーカイブ配信が強力な武器になります。

③客室設備・アメニティ・インテリア専門展(ホテル・オフィス・店舗・商業空間展等)

客室設備・アメニティ・インテリア専門展は、客室什器、寝具、アメニティ、内装・インテリアなど、ゲストの滞在体験を左右する商材を、施設・購買・デザイン担当者に訴求するための見本市です。

「ジャパンホームショー&ビルディングショー2026」(第48回)内の出展カテゴリーの一つ「ホテル・オフィス・店舗・商業空間展」が代表例で、ホテル・店舗・オフィス空間の内装・建材・家具等を幅広く扱います。

質の高いバイヤーが来場するため、価格競争に陥らない高付加価値商材の訴求に向いています。OEM/ODM事業者が、自社商材のブランド価値を高め、ホテルチェーンへの継続採用につなげる場としても活用されています。

④インバウンド・観光関連展(ツーリズムEXPOジャパン等)

インバウンド・観光関連展は、旅行会社・DMO(観光地域づくり法人)・ホテル販売促進担当者が集う、インバウンド・観光商談に特化した見本市です。ツーリズムEXPOジャパンが代表例で、業界・プレス日や商談会が設けられています。

訪日旅行会社やホテルチェーンの担当者と商談できるため、インバウンド需要の獲得や海外展開を狙う企業に向いています。

⑤ホテル建築・リノベーション関連展(ジャパンホームショー、IT&リノベーション展示商談会等)

ホテル建築・リノベーション関連展は、ホテル・旅館の新築・改装に関わる建材、内装、設備投資を扱う見本市です。

「ジャパンホームショー&ビルディングショー」や、客室からベッドを搬出し、展示スペースに転換して使う「ホテル・旅館業界IT&リノベーション展示商談会」(全国7都市で年12回開催)が代表例で、開発・設計・施工・オーナー企業の意思決定者が来場するため、商談単価が大きく、大型受注につながりやすいのが特徴です。

新築・改装計画の初期段階から接点を持てるため、長期的なパートナーシップの構築にもつながります。

【2026年】ホテル業界が注目すべき主要展示会

ここからは、2026年に開催される主要なホテル業界向け展示会を紹介します。出展・参加を検討する際の参考にしてください。なお会期・会場は変更される場合があるため、最終的には各主催者の公式情報を必ずご確認ください。

2026年7月から2027年3月までのホテル業界主要展示会スケジュールを示すタイムライン図

①HCJ(国際ホテル・レストラン・ショー)と2027年開催

HCJ(国際ホテル・レストラン・ショー)は、「サービス産業」「フードビジネス」を支える国内最大級の商談専門展です。2026年開催分(HCJ2026)は2026年2月17日(火)〜20日(金)に東京ビッグサイトで実施済みで、前回(HCJ2026)は823社・2,402ブースが出展し、55,146名が来場しました。厨房設備機器展・フード・ケータリングショーと同時開催され、厨房機器、客室備品・アメニティ、運営システムなど、ホテル・レストラン運営に関わる幅広い商材が一堂に会します。

次回のHCJ2027は、例年の2月開催から変更となり、2027年3月16日(火)〜19日(金)に東京ビッグサイトで開催予定です。出展申込がキャンセル待ちになるほどの人気展のため、出展を検討する場合は早めの情報収集がおすすめです。

②ツーリズムEXPOジャパン2026

ツーリズムEXPOジャパン2026は、2026年9月24日(木)〜27日(日)に東京ビッグサイトで開催される、世界最大級の旅の総合イベントです。9月24日・25日が業界・プレス日、9月26日・27日が一般公開日という2部構成で、旅行会社・DMO・ホテル関係者が商談目的で多数来場します。

訪日インバウンド需要の回復・拡大を背景に、海外の旅行会社やメディアとの接点を持てる貴重な機会として注目度が高まっています。

③2026年後半に注目のDX・建築関連展

2026年後半は、宿泊産業DX・ホテル建築関連の展示会が続きます。「ホテル・旅館業界IT&リノベーション展示商談会」は、ホテルの客室からベッドを搬出し、展示スペースに転換して使うユニークな形式で、全国7都市(東京・大阪・名古屋・札幌・福岡・京都・那覇)にて年12回開催されています。11月18日〜20日には東京ビッグサイトで「ジャパンホームショー&ビルディングショー2026」(第48回)が開催され、出展カテゴリーの一つとして「ホテル・オフィス・店舗・商業空間展」が設けられます。12月2日〜4日には有明GYM-EXで「第1回ホスピタリティテックEXPO」が開催され、PMSやスマートチェックイン、清掃ロボットなど宿泊DX関連の出展が集まる「宿泊DXフェア」ゾーンが設けられます。

複数の展示会に出展する場合は、年間を通じた出展カレンダーを作成し、それぞれの会期・準備期間・予算配分を一覧で管理することをおすすめします。秋の総合見本市で獲得したリードを年末のDX展でフォローし、ライブ配信で再アプローチするといった具合に、各展示会を点ではなく線でつなぐことで、年間の商談パイプラインを安定的に積み上げられます。

ホテル業界が展示会に出展する3大メリット

ホテル業界向けに商材を提供する多くの企業が展示会に注力するのには理由があります。ここでは、マーケティング成果の大きい順に3つのメリットを整理します。

ホテル業界が展示会に出展する3大メリット(新規取引先獲得・ブランディング・インバウンド接点拡大)を示す図

①新規取引先の獲得と販路拡大

展示会の最大のメリットは、新規取引先の獲得と販路拡大です。展示会で名刺交換した購買担当者が、サンプル提案→商談→継続取引へとつながるカスタマージャーニーは、ホテル業界向けBtoBビジネスの王道です。1回の出展で数百件の見込み客リストを獲得できることも珍しくありません。

特に総合見本市では、これまで接点のなかったホテルチェーン・独立系旅館・宿泊特化型ホテルなど、多様な購買担当者と一度に出会えます。営業活動で個別にアポを取るよりも圧倒的に効率よく、質の高い見込み客と接触できるのが展示会の強みです。

②自社商材・技術力のブランディングと訴求

2つ目のメリットは、自社商材や技術力のブランディングです。新商材・省人化ソリューションを実演やストーリーで体感してもらうことで、スペックや価格だけでは伝わらないブランド価値を構築できます。

価格競争に巻き込まれないためには、「なぜこの商材が優れているのか」「どんな課題を解決できるのか」を訴求し、指名で選ばれる存在になることが重要です。展示会は、商材の背景にある技術力やこだわり、導入効果を丁寧に伝え、ファンとなる購買担当者を増やす絶好の場です。

③インバウンド・海外バイヤーとの接点拡大

3つ目のメリットは、インバウンド・海外バイヤーとの接点拡大です。ツーリズムEXPOジャパンのような観光・インバウンド関連展には、国内外の旅行会社やホテルチェーン関係者が来場します。

訪日インバウンド需要の回復・拡大を受け、外資系ホテルや海外展開を狙うホテルチェーンとの取引機会も広がっています。展示会で得た海外関係者との接点を起点に、多言語対応のオンライン商談やライブ配信を組み合わせれば、来日できなかった関係者にも継続的にアプローチでき、グローバルな販路拡大につながります。

【目的別】ホテル業界に最適な展示会の選び方4パターン

展示会選びで失敗しないためには、「何を達成したいか」という目的を起点に考えることが重要です。ここでは、4つの目的別に最適な展示会のパターンを整理します。

目的別に最適なホテル業界の展示会を選ぶための4象限マトリクス図

①新規取引先開拓重視 → 総合ホテル・レストラン見本市

幅広い購買担当者と出会い、新規取引先を一気に増やしたい場合は、来場者数の多いHCJ等の総合見本市が最短ルートです。多様な業態のホテル・旅館・飲食店が来場する展示会なら、想定外の取引先との出会いも期待できます。出展ブースでは、自社の強み(価格競争力・デザイン性・省人化効果など)を一目で伝える工夫が成果を左右します。

ただし来場者数が多い分、ブースの前を素通りされてしまうリスクも高まります。だからこそ、出展前のSNS告知や招待メールで「会いたい担当者」を呼び込み、当日のライブ配信で会場に来られない見込み客にもブースの様子を届ける設計が効果的です。獲得した大量の名刺をその場で終わらせず、アーカイブ動画や商材紹介コンテンツへ誘導することで、会期後も継続的に商談化を進められます。

②DX・システム提案重視 → 宿泊産業DX展

省人化・業務効率化のソリューションを、専門性の高い意思決定者に直接訴求したい場合は、宿泊産業DX展が最適です。これらの展示会には、明確な課題意識やDX推進ニーズを持つ来場者が集まるため、深い商談につながりやすいのが特徴です。デモや導入事例、実際の運用データを準備し、課題解決型の提案ができるブース設計が効果的です。

DX系の来場者は、その場で結論を出さず社内に持ち帰って検討するケースが多いのも特徴です。商談で口頭説明した内容を、後日改めて社内の決裁者へ共有してもらうには、機能解説動画や導入事例のアーカイブ配信が強力な武器になります。展示会で得た担当者との接点を起点に、オンラインデモ説明会へ招待する流れをつくれば、リアルでは会えなかった決裁層まで巻き込んだ商談へと発展させられます。

③客室商材・ブランディング重視 → アメニティ・インテリア専門展

客室商材や自社ブランドの世界観を訴求したい場合は、客室設備・アメニティ・インテリア専門展が有効です。大型総合見本市の喧騒のなかでは伝えきれない、商材のこだわりやストーリーを、じっくりと伝えられます。

専門展への出展は、大型見本市のように多くの競合と並ぶことがなく、自社の世界観を独占的に伝えられる点が魅力です。商材の質感や使用感を動画で丁寧に届ければ、価格ではなく「このブランドだから」という理由で選ばれる関係を築けます。配信アーカイブは自社サイトやSNSに蓄積し、見込みバイヤーがいつでも視聴できるブランド資産として活用しましょう。

④インバウンド需要獲得重視 → 観光・インバウンド関連展

訪日旅行会社やホテルチェーンとの接点を広げたいなら、インバウンド・観光関連展を軸に選びましょう。あわせて、多言語字幕や同時通訳に対応したオンライン配信を併用すれば、来日できない海外関係者にもアプローチでき、リアルとオンラインの相乗効果で商談機会を拡大できます。

インバウンド対応で課題になりやすいのが、時差・言語・渡航コストという3つの壁です。多言語ライブ配信やアーカイブ動画を活用すれば、海外の関係者が自国の都合のよい時間に視聴でき、通訳付きの動画なら言語の壁も下げられます。展示会のリアル来場が難しい海外関係者へも、商材のクローズアップ映像や導入事例動画で日本品質を伝えられるため、渡航を伴わずに一次商談を成立させ、本格的な取引へ橋渡しすることが可能です。

ホテル業界の展示会出展を成功させる4つの実践ポイント

最後に、展示会に出展して確実に成果を出すために押さえておきたい4つの実践ポイントを紹介します。これらを徹底することで、出展コストを回収し、継続的な受注につなげられます。

ホテル業界の展示会出展を成功させる4つのポイント(KPI定量設計・ブース/デモ設計・集客と当日商談の一体化・動画コンテンツ化&サンクスメール)を示す図

①目的とKPIを定量的に設計する

まず最も重要なのが、目的とKPIの定量的な設計です。「名刺獲得数」「デモ体験数」「商談化件数」「受注件数」「受注金額」といった指標を事前に数値で設定し、チーム全員で共有しましょう。目的が曖昧なまま出展すると、賑わっただけで成果につながらない「展示会疲れ」に陥りがちです。

たとえば「3日間で有効名刺300枚、うちデモ体験50件、商談化20件、3ヶ月以内に受注5件」といった具体的な目標を立てることで、当日の動き方や事後フォローの優先順位が明確になります。KPIは出展後の振り返りにも不可欠で、次回出展の改善や費用対効果の検証に役立ちます。

②バイヤー(ホテル担当者)に響くブース・デモ設計

2つ目は、ホテル担当者に響くブース・デモの設計です。ホテル業界の展示会では「実際の使用感を確かめたい」「導入後の運用イメージを持ちたい」という来場者のニーズに応えるデモ動線の設計が重要です。厨房機器なら調理デモ、客室設備なら実際のセッティング展示、DXシステムなら操作画面のライブデモなど、商材の特性に応じて見せ方を変えましょう。

大規模チェーンホテルの購買担当者層、独立系旅館の経営者層、海外ホテル関係者層など、来場者の属性によって響くポイントは異なります。属性別に見せ方を変え、動画放映スペースで導入事例や使用シーンを流し、落ち着いて話せる商談スペースを確保すると、商談の質が大きく向上します。

③集客と当日商談の一体化(事前アポ・SNS活用)

3つ目は、集客と当日商談の一体化です。展示会の成果は、当日だけでなく事前準備で大きく決まります。既存顧客や見込み客へのDM・招待状送付、事前アポイントの獲得、SNSやメールでの出展告知を行い、「会いたい担当者に会える」状態をつくっておきましょう。

当日は、リアルタイムのSNS発信やライブ配信で会場の熱気を発信し、来場できなかった担当者にも情報を届けます。事前集客と当日運営を分断せず、一連の流れとして設計することで、限られた会期での商談数を最大化できます。

④動画コンテンツ化&24時間以内のサンクスメール

4つ目は、展示会の動画コンテンツ化と、24時間以内のサンクスメールです。展示会で撮影した商材紹介やブースの様子、デモシーンは、編集してSNSや自社サイト、営業資料として二次活用できます。1回の展示会の映像を、その後半年〜1年にわたって活用する発想が、出展コストの回収率を大きく高めます。

また、名刺交換した担当者には24時間以内にサンクスメールを送り、温度感に応じてサンプル送付や個別商談の提案を行いましょう。「ホットなリードには即対応、検討段階のリードには継続ナーチャリング」という標準フローを徹底することで、展示会で得た接点を確実に受注へとつなげられます。

まとめ:動画配信も活用してホテル業界の展示会を成功させよう

ここまで、2026年のホテル業界向け展示会の種類・スケジュール・メリット・成功のポイントを解説してきました。最後に要点を振り返りましょう。

リアル開催・オンライン配信・動画資産化を掛け合わせ、1回の展示会を1年活用できることを示す図

①目的に合う展示会を選ぶ

「新規取引先開拓」「DX・システム提案」「客室商材・ブランディング」「インバウンド需要獲得」の4つの目的を起点に、総合ホテル・レストラン見本市/宿泊産業DX展/アメニティ・インテリア専門展/観光・インバウンド関連展から最適な形式を選びましょう。1社で全形式に出展する必要はなく、自社の事業フェーズと目的に応じて組み合わせることが重要です。

特に中小のホテル関連事業者の場合、まずはアメニティ・インテリア専門展や宿泊産業DX展からスタートし、成果が見えてきたら総合見本市、最終的にインバウンド需要を狙う観光関連展へとステップアップしていく戦略がおすすめです。

②2026年はインバウンド・DX・省人化がカギ

2026年のホテル業界は、インバウンド需要の回復・拡大、宿泊産業DX(PMS・セルフチェックイン・キャッシュレス化)、人手不足を背景とした省人化という3つのメガトレンドが軸になっています。展示会のテーマもこの方向で再構成されつつあり、自社の強みをこれらのトレンドと結びつけて訴求することが、来場者の関心を引く鍵となります。

リアル開催で実物・実演に触れてもらう価値と、オンライン配信で商談相手や情報リーチを拡張する価値。この両者を組み合わせたハイブリッド戦略が、2026年以降のホテル業界マーケティングの主流になるでしょう。行動ログの取得で商談化率が向上し、動画として資産化すれば展示会後も継続的にリードを獲得できる「二重・三重の価値」が得られます。

③動画配信のプロに相談しトータルで成果UP

ハイブリッド出展やオンライン商談会、新商品発表のライブ配信を検討する際は、ライブ配信・動画制作の専門パートナーと組むことで、配信品質・運営・事後コンテンツ活用まで一気通貫で最適化できます。

厨房機器の調理デモ撮影、客室設備の使用感を伝える高精細クローズアップ撮影、多言語対応の同時通訳配信などは専門ノウハウが必要な領域で、自社の担当者だけで準備すると、想定外のトラブルで配信が中断するリスクも少なくありません。

ビデオマッチングでは、ホテル・宿泊業界の展示会配信や動画制作を多数サポートしており、機材手配から配信運営、動画の二次活用までトータルでご相談いただけます。新商品のライブ配信、商材のクローズアップ動画制作、海外バイヤー向け多言語配信、展示会ハイライトのショート動画量産、バーチャルショールームの構築など、幅広いご相談に対応しております。これまでサポートした配信実績は700社以上、事故ゼロの配信実績を積み重ねています。

展示会当日の運営だけでなく、事前の企画段階から「どう動画を活用すれば成果が最大化するか」をご一緒に設計できるのが強み。単発の配信委託ではなく、ホテル業界マーケティング戦略全体における動画活用の伴走パートナーとしてご利用いただけます。

自社に最適な展示会戦略のご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。ホテル・旅館向けのメーカー・商社・OEM/ODM事業者のチャレンジを、動画・ライブ配信のプロフェッショナルとして全力でサポートいたします。2026年、ホテル業界のマーケティングに動画配信を取り入れ、一段上の成果を目指しましょう。

展示会出展をご検討の方へ

出展の企画から当日の配信・動画活用まで、まとめてご相談いただけます

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【2026-2027年版】ホテル業界 BtoB展示会・イベントカレンダー

最後に、ホテル業界向けの主要なBtoB展示会・見本市を、2026年度(本年度)から2027年度(来年度)にかけて調査できる限り一覧にまとめました(2026年7月22日時点の公式発表に基づき確認済み)。年をまたいだ出展計画・年間予算の検討にご活用ください。なお国内最大級の総合見本市「HCJ(国際ホテル・レストラン・ショー)」の2026年開催分(HCJ2026)は2月17日〜20日で終了済みのため、次回HCJ2027の情報を記載しています。会期・会場は変更される場合があるため、出展申込や来場の際は、必ず各主催者の公式サイトで最新情報をご確認ください。

日にち 名称(会場) イベントサマリ 展示会サイトURL
2026年7月22日(水)〜24日(金) 第18回 ホテル・レストラン・ショー&FOODEX JAPAN in 関西2026(インテックス大阪) 西日本最大級の宿泊・外食・サービス産業向け専門展示会。約450社・500ブースが出展(主催者発表)。2026年7月24日に終了しました(次回は2027年開催予定)。 hoteres-osaka.jma.or.jp
2026年8月5日/9月9日/10月7日/11月4日/12月2日 ホテル・旅館業界IT&リノベーション展示商談会(2026年後半/東京・名古屋・札幌・大阪・東京の順で巡回) ホテルの客室からベッドを搬出し、展示スペースに転換して使うユニークな形式の商談会。全国7都市で年12回開催中のシリーズ。IT・デザイン・設計・ゼネコン・厨房・ベッド・アメニティ・省エネ等の企業が出展。 hotel-tenjikai.jp
2026年9月24日(木)〜27日(日) ツーリズムEXPOジャパン2026(東京ビッグサイト) 世界最大級の旅の総合イベント。業界・プレス日(9/24・25)と一般公開日(9/26・27)の2部制。旅行会社・DMO・ホテル関係者が多数来場する。 t-expo.jp
2026年11月18日(水)〜20日(金) ジャパンホームショー&ビルディングショー2026(第48回)/出展カテゴリー「ホテル・オフィス・店舗・商業空間展」(東京ビッグサイト西展示棟) ホテル・店舗・オフィス空間の内装・建材・家具等を扱う日本最大級の建築総合展。設計・施工・オーナー企業の意思決定者が来場する。 jma.or.jp/homeshow/tokyo
2026年12月2日(水)〜4日(金) 第1回 ホスピタリティテックEXPO(有明GYM-EX/ジメックス) 観光・宿泊・飲食業向けのAI・DX・ロボット専門展。PMSやスマートチェックイン、清掃ロボットなど宿泊DX関連が集まる「宿泊DXフェア」を含む5エリア構成。 hospitality-show.jp/tokyo
2027年1月13日/2月17日/3月10日 ホテル・旅館業界IT&リノベーション展示商談会(2027年前半①/那覇・福岡・大阪の順で巡回) 上記シリーズの2027年前半分。那覇(沖縄ハーバービューホテル)→福岡(ホテル日航福岡)→大阪(ザ パーク フロント ホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)の順で開催。 hotel-tenjikai.jp
2027年3月16日(火)〜19日(金) HCJ2027(国際ホテル・レストラン・ショー)(東京ビッグサイト) 「サービス産業」「フードビジネス」向け国内最大級の商談専門展。2026年開催分(HCJ2026)は2月に終了済みのため、次回はこちら。出展はキャンセル待ちが出るほどの人気展。 hcj.jma.or.jp
2027年4月21日/5月12日/6月9日/7月7日/8月4日/9月8日/10月13日/11月17日/12月8日 ホテル・旅館業界IT&リノベーション展示商談会(2027年通年②/東京・札幌・那覇・京都・東京・名古屋・札幌・大阪・東京の順で巡回) 上記シリーズの2027年4月以降分。全国7都市を年12回巡回する商談会の通年スケジュール。 hotel-tenjikai.jp
2027年9月23日(木)〜26日(日)[東京ビッグサイト東展示棟・予定] ツーリズムEXPOジャパン2027 4日間開催予定(2026年7月時点でJATA発表の暫定スケジュール。主催者の企画競争説明書に会場が明記されている)。 t-expo.jp
2027年12月1日(水)〜3日(金) 次回(2027年)ホスピタリティテックEXPO(パシフィコ横浜) 2026年開催分(東京)に続く次回開催。観光・宿泊・飲食業向けAI・DX・ロボット専門展。 hospitality-show.jp/tokyo

※上記は2026年7月22日時点で各公式サイト・公表資料にて確認できた情報です(2027年分は現時点で判明している範囲)。会期・会場・出展要項は変更される場合があるため、出展申込や来場の際は、必ず各主催者の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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