BtoBイベントマーケティングの活用法｜リード獲得から商談・受注につなげる戦略とは？

イベントマーケティングとは

イベントマーケティングとは、セミナーや展示会などの「イベント」を通じて、見込み顧客や既存顧客との接点を作り、関係性を深め、最終的に購買行動へとつなげていくマーケティング手法です。

デジタル広告やSNSだけでは得られないリアルな体験や直接的なコミュニケーションを提供できるのが最大の特長。「知ってもらう」から「選ばれ続ける」までの流れ（＝マーケティングファネル）全体を支える施策として、認知の獲得・ブランド構築・リードの獲得・顧客育成・ファン化など幅広い効果が期待できます。

オンライン・オフライン問わず、多様な形式を組み合わせることで、戦略的なマーケティング施策として活用が進んでいます。

イベントマーケティングの種類

画像引用：Adobe Stock

目的によって適したイベント形式は異なります。ここでは代表的な種類と、それぞれが担うマーケティング機能を整理します。

イベントの形式はターゲットと目的によって使い分けることで、より高いマーケティング効果を発揮します。

イベントマーケティングのメリット

画像引用：Adobe Stock

イベントマーケティングには、他のチャネルにはない以下のような強みがあります。

リアルな体験と感情の喚起

商品の世界観やブランドの理念を、直接的な体験として届けられるため、記憶に残りやすく、好意形成にもつながりやすいです。デジタル広告では伝わりにくい「温度感」や「空気感」を伝えることで、競合との差別化にもつながります。

双方向のコミュニケーション

一方通行になりがちな広告やWEBサイトと異なり、イベントでは参加者の反応をその場で受け取れるため、エンゲージメントの高いコミュニケーションが可能です。質疑応答やワークショップを通じて、参加者の理解度や関心度を可視化し、次の打ち手にも活かせます。

リード獲得から育成・選別まで対応可能

イベントは、単なるリード獲得の手段にとどまりません。参加者の興味や課題をより深く知ることで、営業につながる見込み度の高い顧客を見極めたり、関係を育てたりする場としても活用できます。 商談につなげたいマーケティング部門にとっては、非常に有効な施策です。

既存顧客やユーザーとの関係強化

イベントは見込み顧客だけでなく、既存顧客やユーザーの満足度向上・ファン化にも有効です。ユーザー会や感謝イベントなどを通じて定期的に接点を持つことで、信頼関係を深め、長期的な売上にもつなげやすくなります。

イベントマーケティング成功のポイント

画像引用：Adobe Stock

効果的なイベントマーケティングを実現するためには、以下の点を押さえる必要があります。

目的とターゲットの明確化

誰に何を伝えたいのか。その目的が明確でなければ、イベントの内容もぶれてしまい、成果につながりません。BtoBであれば業種や役職、課題感の設定が重要です。

適切なイベント形式の選定

セミナー、展示会、ウェビナー、交流会など、目的に合った形式を選ぶことで参加者の期待に応えやすくなり、満足度と効果が向上します。対面とオンラインをどう使い分けるかも重要なポイントです。

事前・事後の設計

イベントは当日だけではなく、集客やフォローアップまでが一連のマーケティングプロセスです。告知のタイミング、当日の運営、終了後のフィードバックや営業連携など、すべてがつながる設計が求められます。

効果測定と改善

イベントの成果は、参加者数だけでは測れません。参加者の属性、興味関心、反応などを可視化し、次の施策に活かすことがPDCAのカギです。定量的なデータだけでなく、アンケートや商談化率なども合わせて評価しましょう。

イベントマーケティングにおけるイベント管理ツールの活用

画像引用：ビデオマッチング

こうした設計や運営、分析を効率的に進めるために役立つのが、イベント管理ツールです。

イベントツール導入のメリット

イベントを戦略的にマーケティングへ活用するには、“設計・実行・分析”を仕組み化することが重要です。そのための支援ツールとして、イベント管理ツールの導入は非常に効果的です。

イベントマーケティングの事例紹介

実際にイベントマーケティングを取り入れて成果を上げている企業事例をご紹介します。

1. JAPAN PACK 2022（一般社団法人日本包装機械工業会）

包装業界最大級の展示会「JAPAN PACK 2022」では、eventosを活用し、リアルとオンラインのハイブリッド開催を実現。エントリーからライブ配信、来場者データの一元管理により、来場者の利便性と出展者の満足度を向上。主催者の業務負担も軽減され、イベントのDX化に成功しました。

参考：https://eventos.tokyo/case/1650/

2. TECH+ Business Conference（株式会社マイナビ）

マイナビのBtoBメディア「TECH+」が主催する大規模オンラインイベントでは、ネクプロを導入。セミナー配信や展示ブースの設置、詳細な視聴ログの取得により、参加者数は2倍、ブース来訪数は3倍に増加。運営負荷も軽減され、リードの質向上に貢献しました。

参考：https://nex-pro.com/case/adland/mynavi/

3. Everad（株式会社エバーアド）

美容医療業界に特化した人材紹介会社エバーアドは、看護師向けのオンライン転職フェアにEventoryを導入。複数の講演を連続配信できる仕組みにより運営効率と参加者満足度が向上。視聴ログやアンケートを活用し、イベント後のフォローにもつなげています。

参考：https://eventory.jp/news/everad/

まとめ

イベントは、ただ開催するだけで終わらせるのではなく、マーケティング戦略の中核として設計することで、大きな成果を生み出すことができます。

認知向上からリード獲得、顧客の育成やファン化まで。目的に合わせた形式の選定と、計画的な実行・評価のサイクルこそが、イベントマーケティングの本質です。

そしてそのプロセスを支えるのが、イベント管理ツールという選択肢。イベント施策に本格的に取り組みたいと考えたとき、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ツール選びや活用方法で迷ったら…

弊社ビデオマッチングではイベント管理ツールの導入支援を行っています。YouTubeやZoomなど動画配信プラットフォームによるライブ配信の実績をはじめ、幅広い配信形式に対応可能です。

オンラインイベントの設計や企画立案にも対応しているため、ご予算に合わせたプランをご提案させていただきます。イベント開催側の負担を減らしたいとお考えの方は、ぜひビデオマッチングへご相談ください。

＞お問い合わせはこちら