2025.04.11

【2025年最新版】オフラインイベントを成功に導く!イベント管理システムとデータ活用の徹底ガイド

はじめに:オフラインイベントは“こなす”だけで終わっていませんか?

多くの企業が年間を通して展示会やセミナーなどのオフラインイベントを開催していますが、それが「開催して終わり」になってしまっているケースも少なくありません。

本来、オフラインイベントは重要な顧客接点であり、そこで得られる情報や反応をもとに、営業活動やマーケティング施策につなげることで初めて価値が生まれます。

つまり、オフラインイベントは単なるPR活動ではなく、売上を生み出すための営業起点であるべきです。

そのためには、オフラインイベントで取得した顧客の情報をしっかり整理・蓄積し、SFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)、MA(マーケティングオートメーション)といった営業・マーケティングの基幹システムにシームレスに連携していく必要があります。

この「オフラインイベントと他システムの連携」を実現する鍵となるのが、イベント管理システムです。

イベント管理システムとは?その役割と価値

展示会、セミナー、カンファレンスなど、企業が主催・出展する各種オフラインイベントを運営するにあたって、参加者の申し込み受付、当日の来場管理、アンケート取得、参加履歴の記録など、さまざまな業務が発生します。

こうした業務を効率化し、イベントの成果を最大化するために用いられるのが、イベント管理システムです。

最近では、単なる受付管理や名簿作成にとどまらず、参加者一人ひとりの行動ログを収集・可視化し、営業やマーケティング施策に展開するための“データ基盤”としての役割が求められています。

オフラインイベントではどんなデータが取れるのか?

オフラインイベントは、顧客の関心度や行動をリアルに知ることができる貴重な接点です。イベント管理システムを活用することで、以下のような参加者データを網羅的に取得できます。

取得データ活用例
氏名、企業名、メールアドレス、役職などの基本情報CRM登録やターゲット分類
参加履歴(どのイベントに、いつ、どれだけ滞在したか)関心度スコアリング、営業アプローチの優先度判断
セッション・ブース・資料閲覧などの行動ログ興味・関心の傾向分析、提案内容の最適化
アンケート回答、満足度、要望など商品改善、フォローアップ設計、LTV向上
名刺交換、商談メモSFA登録による商談管理、営業の活動トラッキング
QR受付ログや出退場履歴行動の裏付けデータとしての活用、レポート作成用

なぜ“データを取るだけ”では意味がないのか?

多くの企業がオフラインイベント後、参加者リストをエクセルでまとめたり、名刺をスキャンして保存したりしています。しかし、それらのデータがその後の営業やマーケ活動に活かされず、単なる「名簿」として放置されてしまうケースは少なくありません。

せっかくコストと労力をかけて集めたリードも、適切に連携されず、誰にもアプローチされなければ失注してしまいます。

データを“蓄積”するだけでは成果は出ません。“活用”できる状態に変えてはじめて、営業やマーケティングの成果に結びつくのです。

SFA・CRM・MAと連携して“売上につながるデータ活用”を

イベント管理システムで取得したデータを、SFA(営業支援)、CRM(顧客管理)、MA(マーケティングオートメーション)と連携させることで、初めて営業活動に活きる武器になります。

例えば次のような活用が可能です。

オフラインイベントで得た“生の情報”をいかに営業プロセスに組み込めるか。それがイベントROIを最大化する鍵となります。

営業・マーケに強い!オフラインイベント向け主要ツール6選

営業成果に直結する国産のイベント管理システム(EventHub、eventos、SHANON、イベントレジスト、ネクプロなど)を、オフラインイベントでの活用事例を交えながら紹介していきます。

1. EventHub|営業とマーケの“接点設計”を一気通貫で支援

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特徴:

活用例: 大手IT企業が開催する「ソリューション展示会」で導入。
参加者の来場時間・滞在時間・閲覧ブースのログを取得し、MAツールでスコアリング。
「一定時間以上滞在+特定ソリューション資料DL」という条件でホットリードを抽出し、Salesforceへ自動連携。
営業が翌営業日に「ピンポイント提案メール+電話フォロー」でアプローチ。商談化率が2倍に。

こんな企業におすすめ:

2. eventos|自由度の高いUX設計とリアルタイム分析が魅力

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特徴:

活用例: 通信系大手が主催したカンファレンスで導入。
複数セッション+展示エリア+配信を統合管理し、参加者の行動データをもとに営業リストを自動生成。
MAでセグメントメールを送りつつ、ブースに滞在した顧客は営業へ即引き継ぎ。

こんな企業におすすめ:

3. SHANON MARKETING PLATFORM|MA・SFA一体型。BtoBマーケ全体を統合管理

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特徴:

活用例: 製造業向けソリューション企業が展示会で活用。
来場者情報を即時SFAへ取り込み、**「閲覧ページ数・アンケート回答内容」**に基づきスコア付け。
ホットリードは営業に自動通知。中長期育成対象にはMAでフォロー。
 

こんな企業におすすめ:

4. EventRegist|登録・決済・分析まで一元管理。ビジネスイベントに最適

特徴:

活用例: BtoBセミナーで導入。参加登録時に部署・関心領域を取得し、イベント後は参加履歴とアンケートをもとに自動でPardotに登録。
セミナーの録画配信リンクと資料をセグメントごとに出し分け、商談化率向上に貢献。

こんな企業におすすめ:

5.ネクプロ|オフラインセミナーや展示会での“動画視聴追跡”+“来場管理”に強み

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特徴:

活用例: 教育系メーカーのオフラインセミナーで活用。来場時にQR受付、セミナー中に映像配信も併用。
セッション参加者のログをSalesforceに連携し、視聴完了+高評価アンケートの顧客へ営業が翌日にアプローチ。商談獲得率が従来比120%。

おすすめ企業:

6. Peatix|小規模イベントやファンコミュニティ運営に最適

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特徴:

活用例: 自社の導入事例共有イベントで活用。ファン層の育成に重点を置き、アンケートや次回イベントの参加誘導に活用。

こんな企業におすすめ:

ツール選定のポイントは「営業に効くかどうか」

ツールを選ぶ際に大切なのは、単なる「機能比較」ではありません。どれだけ営業・マーケに役立つ成果を出せるか、という視点で評価しましょう。

これらのポイントを抑えた上で、最後に各ツールの比較表をご覧ください。

主要イベント管理システム6選 比較表(機能・連携・活用軸)

イベント管理ツール比較表

ツール名対応形式特徴CRM/SFA/MA連携活用シーン例
EventHubオンライン/オフライン/ハイブリッド商談機会創出・視聴ログ取得・一気通貫設計Salesforce / HubSpot / Pardot 等展示会・カンファレンス・製品発表会など全方位イベント
eventos展示会/カンファレンス/プライベートイベントなどノーコードで設計自由、多言語、リアルタイム分析Salesforce / HubSpot(柔軟に対応)大規模なカンファレンス、複数セッションイベント
SHANONリアル/オンライン/メタバース対応MA×SFA統合、全体スコアリング・分析に強いSalesforce / kintone 等複数拠点での展示会、年次イベント、リード育成
イベントレジストセミナー/講演会/カンファレンスUIがシンプル、受付〜分析まで一元化Salesforce / Pardot(Premium以上)セミナー、製品説明会、BtoB系のカジュアルイベント
ネクプロセミナー/配信/オンデマンド視聴ログ×営業連携、教育+営業支援にも最適Salesforce / HubSpot / SATORI 等ウェビナー/動画教育/ホワイトペーパー配信イベント
Peatix(参考)コミュニティ/小規模イベント手軽にイベント開催、コミュニティ強化に強い外部連携により補完(標準非対応)小規模セミナー、ライトユーザーとの接点づくり

まとめ|イベントを“売上につながる資産”に変えるには

イベントはただ「運営をうまくやる」ことがゴールではありません。
参加者との接点をデータ化し、営業・マーケ施策へ接続させることで、初めて売上や成果に直結するマーケティング資産になります。

そして、その設計と仕組み化を支えるのが、イベント管理システムとSFA/CRM/MA連携の導入です。

そんな課題を感じている企業こそ、イベントの“あり方”を見直すタイミングです。

株式会社ビデオマッチングへぜひご相談ください

私たち株式会社ビデオマッチングでは、イベント管理システムの導入支援から、CRM/SFA/MAとの連携設計、運用に即したデータ活用戦略の設計・実装までを一貫してサポートしています。

という方は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

イベントを“運営”で終わらせず、“成果を生む仕組み”へ。
私たちがその設計と実装をご支援します。