2021.08.30

オンラインセミナー（ウェビナー）とは？配信のやり方をプロが紹介

「オンラインセミナーを開催したいけど、何から始めればいいかわからない」
「ウェビナーってZoomでできるの？機材は必要？」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

最近では、商品説明会・採用説明会・顧客向けセミナーなど、さまざまなシーンでオンラインセミナー（ウェビナー）が活用されています。

オンラインセミナー（ウェビナー）の種類やメリット、開催方法などを解説します。

目次

オンラインセミナー（ウェビナー）とは？

オンラインセミナーとは、インターネットを通じて行う「セミナー」のことです。

従来のように会場へ集まらなくても、パソコンやスマートフォンを使ってどこからでも参加できるのが特徴です。セミナーの内容は、商品・サービス説明会、講演会、研修、採用イベントなど多岐にわたります。

このオンラインセミナーは、「ウェブセミナー」とも呼ばれ、「ウェブ」と「セミナー」を組み合わせた造語が「ウェビナー（Webinar）」です。現在では、オンラインセミナー＝ウェビナーとほぼ同じ意味で使われています。

オンラインセミナー（ウェビナー）の種類

オンライン配信をする際、配信のやり方にはいくつか選択肢があります。

オンラインセミナー（ウェビナー）の配信方法は、大きく分けて「オンラインのみ配信」と、「オフラインとオンラインを組み合わせたハイブリッド配信」の2種類があります。
さらにオンラインのみの配信は、「ライブ配信」と「事前収録配信」に分かれ、それぞれ特徴が異なります。

オンラインのみ配信：ライブ配信（リアルタイム配信）

オンラインのみで行う場合、最も一般的なのがリアルタイムで配信する「ライブ配信」です。
開催日時をあらかじめ決め、その時間に合わせて登壇者が配信を行います。

チャットやコメント機能を活用することで、参加者との双方向コミュニケーションが可能になり、リアルセミナーに近い臨場感のあるウェビナー運営ができる点が大きな特徴です。

【主な活用シーン】
・商品・サービス説明会
・質疑応答を重視したセミナー
・商談化を目的としたウェビナー

オンラインのみ配信：事前収録型配信

あらかじめ撮影・編集した動画を配信する方法が「事前収録型配信」です。
配信当日は、主催者側がリアルタイムで待機し、チャットなどを使ってテキストベースの質疑応答を行うこともあります。

ライブ配信に比べてトラブルが少なく、クオリティを安定させやすい点が大きなメリットです。

【主な活用シーン】
・研修・教育コンテンツ
・マニュアル・ノウハウ動画
・コミュニケーションを重視しない配信

ハイブリッド型オンライン配信

会場に参加者を集めてリアル開催を行いながら、同時にオンライン配信も行うのが「ハイブリッド配信」です。オフラインとオンラインの良さを組み合わせた配信方法で、新商品発表会や講演会などの大型イベントで多く採用されています。

実際に、弊社「ビデオマッチング」へも最もお問い合わせが多いのがこのハイブリッド配信です。

配信方法を選ぶ際の大きな判断基準は、「参加者とリアルタイムでコミュニケーションを取るかどうか」です。

例えば、
・質疑応答や双方向のやり取りが不要な場合
→ 事前収録した動画を配信する「オンデマンド配信」がスムーズです。

・リアルな反応を見ながら進行したい場合
→ ライブ配信やハイブリッド配信が向いています。

目的や対象者にあわせて、最適な配信形式を選びましょう。

「ハイブリッド型オンライン配信・ハイブリッド配信」とは

オンラインセミナー（ウェビナー）のメリット

これまで企業がリアルで行ってきたセミナーをオンラインで開催することで、集客・コスト・マーケティング活用の面で多くのメリットが得られます。ここでは代表的な4つのメリットをご紹介します。

メリット①時間や場所の制約なく、広くアプローチができる

リアルセミナーは、会場や開催時間の制約があるため、どうしても参加者が限定されてしまいます。一方、オンラインセミナーであれば、インターネット環境さえあればどこからでも参加が可能です。

参加者側は「移動時間ゼロ」「交通費不要」になるため、参加のハードルが大きく下がります。これまでアプローチできなかった地域や層にもリーチでき、新たなビジネスチャンスの創出につながります。

メリット②会場費・人件費などのコストを大幅に削減できる

リアルセミナーでは、
・会場使用料
・運営スタッフの人件費
・登壇者の交通費
・飲食代
など、多くのコストが発生します。

オンラインセミナーであれば、これらの費用を大幅に削減でき、低予算からでもセミナー施策をスタートできる点が大きなメリットです。

メリット③ アーカイブ（録画）を残して二次活用できる

オンラインセミナーは、簡単に録画できる点も大きな特徴です。

録画データをアーカイブとして後日配信すれば、
・当日参加できなかった方へのフォロー
・参加者の復習用コンテンツ
・営業資料・教育コンテンツ
など、幅広く二次活用が可能です。

メリット④ 参加者の行動データを取得でき、次回施策に活かせる

オンライン配信では、
・入室時間
・離脱タイミング
・視聴時間
・アンケート結果
など、詳細な行動データを取得できます。

これらのデータを分析することで、

・どのパートで離脱が多いのか
・どの内容に興味が集まったのか
といった改善点が明確になり、マーケティングや顧客育成の精度向上につながります。

オンラインセミナー（ウェビナー）のデメリット

一方で、オンラインセミナーにはデメリットも存在します。

デメリット①参加者の反応が伝わりにくい

オンラインセミナーは、リアルセミナーと比べて参加者の表情や空気感が見えづらく、講師や司会者が反応を掴みにくいというデメリットがあります。

また、参加者側も発言のハードルが高く、
・質問しづらい
・発言のタイミングが分からない
と感じるケースも少なくありません。

その結果、一方通行の配信になりやすく、エンゲージメントが下がってしまうリスクがあります。

デメリット②飽きやすく、途中離脱されやすい

オンラインセミナーは、ワンクリックで簡単に退出できるため、参加者が「つまらない」「期待と違う」と感じた瞬間に、すぐ離脱されてしまいます。

特に最近はオンラインセミナーの開催数が増え、参加者側の見る目も厳しくなっています。

・進行が単調
・スライドが見づらい
・音声や映像のトラブルが多い
といった要素があると、満足度が一気に下がる傾向があります。

参加者を飽きさせないためには、チャット活用・投票機能・Q&Aなど、双方向性を意識した設計が重要です。

デメリット③通信環境や機材による配信トラブルが起きやすい

オンライン配信は、
・インターネット回線
・配信機材
・ウェビナーツール
など、さまざまな要素に依存します。

そのため、

・音声が聞こえない
・映像が止まる
・画面共有ができない
といった予期せぬトラブルが発生するリスクがあります。

特に初めてオンラインセミナーを開催する場合は、事前のリハーサルや配信環境のチェックが欠かせません。

オンラインセミナー（ウェビナー）の始め方

オンラインセミナー（ウェビナー）を開催しようと考えたとき、まず何をするべきか。やり方を具体的にご紹介します。

オンラインセミナー（ウェビナー）のやり方は「5W2H」で整理する

オンラインセミナー（ウェビナー）を成功させるためには、開催前の設計がもっとも重要です。

その際におすすめなのが、「5W1H＋How much」の5W2H（When、Where、Who、What、Why、How、How much）で開催内容を整理する方法です。

このフレームワークで考えることで、「何から決めればいいか分からない」という状態を防ぎ、準備漏れや失敗を大きく減らすことができます。

When｜開催時期・日程・配信時間を決める

Whenでは、
・開催日
・開催期間（単発・複数日）
・配信時間帯
を決めます。

BtoB向けのウェビナーであれば、平日の10時〜12時、13時〜16時が最も参加率が高い傾向があります。

Where｜開催場所・配信環境を決める

オンラインセミナーの場合、Whereは
「どこから配信するか」「どのツールを使うか」を指します。

・自社オフィス
・自宅
・外部スタジオ
・イベント会場（ハイブリッド）
など、配信場所によって必要な機材や回線環境も変わります。

Who｜登壇者・参加者・ターゲットを明確にする

Whoでは、
・誰が登壇するのか（人数・役職・専門性）
・誰に向けたセミナーなのか（業種・職種・課題）
を明確にします。

ターゲットが曖昧なまま開催すると、「誰にも刺さらないセミナー」になってしまうため要注意です。

What｜セミナーで何を伝えるのかを決める

Whatは、セミナーの中身そのものです。

・どんなテーマで
・どんな悩みを解決し
・どんな情報を持ち帰ってもらうのか
を具体的に設計しましょう。

「情報提供だけなのか」「商談につなげたいのか」で構成も大きく変わります。

Why｜なぜこのオンラインセミナーを開催するのか

Whyでは、開催目的を明確にします。

・新規リード獲得
・商談創出
・既存顧客の関係構築
・認知拡大
など、目的によってKPI・集客方法・配信設計がすべて変わります。

How｜どのような方法で開催するのか

Howでは、
・ライブ配信
・事前収録配信
・ハイブリッド配信
のどの形式で開催するかを決めます。

また、
・Zoomなのか
・YouTubeなのか
・専用ウェビナーツールなのか
といった配信プラットフォーム選定もここに含まれます。

How much｜コスト・予算を把握する

How muchでは、オンラインセミナーにかかる費用を整理します。

・配信ツールの利用料
・機材費
・外注費（配信代行・司会・デザインなど）
・広告費
などを考慮し、無理のない予算で設計することが重要です。

オンラインセミナー（ウェビナー）の開催手順

ステップ① まずは「目的（Why）」と「内容（What）」を明確にする

オンラインセミナー（ウェビナー）の開催で最初に決めるべきなのは、「なぜ開催するのか（Why）」「何を伝えるのか（What）」です。

・リードを獲得したいのか
・商談につなげたいのか
・既存顧客をフォローしたいのか
・認知拡大が目的なのか

この目的が曖昧なまま進めてしまうと、
・集客が伸びない
・成果につながらない
といった失敗につながりやすくなります。

配信業者に依頼する場合も、5W2Hすべてが完璧である必要はありませんが、少なくとも「Why」と「What」だけは必ず言語化して共有することが、オンラインセミナー成功の最大のポイントです。

ステップ②配信方法を決める

次に、配信方法を以下の3つから選びます。

選ぶ基準は、「参加者とリアルタイムでコミュニケーションを取るか」「リアル会場に参加者を呼ぶか」です。

例えば、質疑応答を重視せず、リアル会場も使用しない場合は、トラブルが少なく安定した品質で配信できる「事前収録型配信」がおすすめです。

ステップ③ 配信プラットフォームを選定する

次に、オンラインセミナーに使用するプラットフォームを決めます。

選定時のポイントは、
・登壇者がオンライン参加か、会場参加か
・クローズド配信か、オープン配信か
・社内利用か、社外向けか
・セキュリティ要件は厳しいか
といった点です。

よく利用されるプラットフォームは以下の通りです。
・社内向け：Teams
・クローズド配信：Zoom
・オープン配信：YouTube
・高セキュリティ・高品質配信：Vimeo

特に学校・企業では、新ツール導入のハードルが高いため、すでに社内で使い慣れているプラットフォームを選ぶのが現実的です。

ステップ④ 資料・プログラム・告知の準備を行う

開催に向けて、
・当日のタイムスケジュール
・セミナープログラム
・スライド・配布資料・動画
などの制作を進めます。

オンライン配信では、参加者にデータ形式で資料を配布するケースも多いため、ファイルサイズの軽量化も重要です。

また、
・LPの作成
・SNS告知
・メール配信
・広告出稿
など、集客導線の準備もこのタイミングで行いましょう。

ステップ⑤ リハーサルを実施し、通信環境と進行を最終確認する

配信前日または当日には、必ずリハーサルを行います。

・インターネット回線は安定しているか
・音声・映像は問題なく届くか
・画面共有はスムーズに切り替わるか
・プログラムの進行に無理はないか

こうしたポイントを事前に確認することで、本番のトラブルを大幅に減らすことができます。
スムーズな進行と安定した配信環境が、参加者満足度を大きく左右します。

ステップ⑥ 配信後は視聴データ・アンケートを分析する

オンラインセミナーの大きな強みは、視聴データやアンケート結果を簡単に取得・分析できる点です。

・視聴人数
・離脱ポイント
・アンケートの回答内容
などを分析し、

・構成は適切だったか
・伝えたい内容は伝わっていたか
・改善すべき点はどこか

を振り返り、次回のセミナーに必ず活かしましょう。

このPDCAを回せるかどうかが、オンラインセミナーを「やりっぱなし」で終わらせない最大のポイントです。

オンラインセミナー（ウェビナー）自社開催におすすめのプラットフォームと開催方法

オンラインセミナーやウェビナーは、配信用パソコン1台だけでも自社開催が可能です。
ここでは、機材を最小限に抑えて実施できる、代表的な3つの配信プラットフォームと基本的なやり方をご紹介します。

① Zoom｜クローズドでカジュアルなオンラインセミナーに最適

Zoomは、事前に参加者を限定する「クローズド配信」に向いている定番ツールです。
操作がシンプルで、初めてのオンラインセミナーでも導入しやすいのが特徴です。

【基本的な開催手順】
1.主催者がZoomアカウントを作成
2.ミーティングをスケジュール設定
3.発行された参加用URLを参加者へ送付
4.指定した日時にホストと参加者が入室
5.オンラインセミナー開始

【向いている用途】
・社内向けセミナー
・少人数の商談・説明会
・クローズドな勉強会、研修

② YouTube｜オープン配信で幅広く集客したい場合に最適

不特定多数に向けて配信するオープン型オンラインセミナーに最適なのが「YouTube」です。アカウントがあれば誰でも視聴でき、拡散力にも優れています。

【基本的な開催手順】
1.YouTubeにログイン
2.「YouTube Studio」を開く
3.マイク・カメラを許可
4.年齢制限・カテゴリーを設定
5.サムネイルを設定（任意）
6.共有URLを参加者に送信
7.「ライブ配信を開始」をクリック

【向いている用途】
・商品・サービスの認知拡大
・集客目的のセミナー
・イベントや講演会のライブ中継

③ Vimeo｜高セキュリティな会員制セミナー向き

会員制・企業向けなど、セキュリティと配信クオリティを重視する場合は「Vimeo」がおすすめです。限定公開やパスワード設定など、情報管理面でも安心です。

【基本的な開催手順】
1.Vimeoにログイン
2.「新しい動画」から「ライブイベントを作成」
3.イベント名・チャット有無・プライバシー設定を入力
4.配信日時を設定
5.「配信先」タブで同時配信の有無を設定
6.プレビューで確認後、ライブ配信開始

【向いている用途】
・会員限定セミナー
・企業向け研修
・有料ウェビナー

プラットフォーム選びで最も大切なのは、「誰に向けて」「どんな目的で」配信するかを明確にすることです。

・社内向け・少人数 → Zoom
・オープン配信・集客目的 → YouTube
・高品質・高セキュリティ → Vimeo

このように、用途に応じて使い分けることが、自社開催成功のポイントです。

配信機材を使ったオンラインセミナー（ウェビナー）のやり方

配信機材を使うことで、オンラインセミナー（ウェビナー）の映像・音声クオリティは大きく向上します。特に商品説明会やハイブリッド配信など、見せ方が成果に直結する場面では、機材の導入がおすすめです。

ここでは、配信現場でよく使われる代表的な機材と役割をまとめました。

配信前に準備しておきたい主な機材一覧

カメラは「登壇者の人数＋1台」が基本

カメラの台数は、「登壇者の人数＋1台」で考えるのがおすすめです。

たとえば登壇者が2名の場合、
・登壇者用カメラ：2台
・全体を映すカメラ：1台
の合計3台が理想的です。

これは、
・登壇者のアップ
・全体の引き映像
を切り替えることで、視聴者を飽きさせない“動きのある映像”を作れるためです。
単調なワンカメ配信と比べ、視聴維持率にも大きく影響します。

スイッチャーで映像・資料をスムーズに切り替える

「スイッチャー」は、
・複数カメラの切り替え
・登壇者 → 資料 → 動画 などの映像切り替え
をボタンひとつで操作できる機材です。

スイッチャーを使うことで、
・映像の切り替えミス防止
・進行のテンポ向上
・視聴者のストレス軽減

といった効果が期待できます。

マイクとミキサーで音声クオリティを大きく向上させる

オンラインセミナーでは、「映像よりも音声の質のほうが満足度に影響する」といっても過言ではありません。

・マイク：登壇者の声をクリアに拾う
・ミキサー：音量調整・ノイズ除去・ハウリング防止

これらを使うことで、「聞き取りにくい」「音が割れる」といったトラブルを防げます。

OBSは配信管理・資料投影・動画挿入に欠かせない

「OBS」は、
・YouTubeなどの配信プラットフォームと連携
・スライド資料の投影
・動画の挿入
・画面レイアウトの調整
などができる無料で高機能な配信管理ソフトです。

複数の映像や資料を組み合わせた配信を行う場合、OBSはほぼ必須ツールといえます。

オンラインセミナー（ウェビナー）のクオリティをあげる方法

オンラインセミナーやウェビナーは、多くの企業が活用するようになり、誰でも手軽に開催できる時代になりました。
一方で、参加者は日常的にさまざまなセミナーに参加しているため、内容や配信クオリティによって満足度が大きく左右され、離脱されやすいという課題もあります。

だからこそ開催側には、「最後まで見てもらえるセミナー設計」「満足度の高い配信クオリティ」がこれまで以上に求められています。

ここでは、オンラインセミナー（ウェビナー）のクオリティを高めるための具体的なポイントをご紹介します。

機材を揃える

配信用のパソコン1台だけでも配信は可能ですが、映像や音声のクオリティにはどうしても限界があります。

カメラ・マイク・ミキサーなどの配信機材を活用することで、
・高画質な映像
・聞き取りやすいクリアな音声
・安定した配信環境

を実現でき、視聴者のストレスを大きく軽減できます。
特に商品紹介や講演形式のセミナーでは、機材の有無がそのまま満足度の差につながります。

カメラワークまで細かくプログラムを準備する

オンラインセミナーには、以下のようにさまざまなシーンが存在します。

・複数登壇者による掛け合い
・商品や実物の紹介
・資料や映像を使った解説
・デモンストレーション

これらをその場の判断で切り替えるのではなく、「このタイミングではこの映像を映す」「ここで資料に切り替える」といったカメラワークまで含めた細かな進行プログラムを事前に準備しておくことが重要です。

準備の有無によって、
・配信のテンポ
・見やすさ
・プロフェッショナル感
に大きな差が生まれます。

質疑応答の設計をする

オンラインセミナーの最後には、質疑応答の時間が設けられることが一般的です。

しかし実際には、

・質問がまったく出ずに終了
・間が空いて気まずい雰囲気になる

といったケースも少なくありません。

こうした事態を防ぐために、
・質問はいつ、どのタイミングで集めるのか
・質問が出なかった場合に投げかける想定質問
・チャットかフォームか、どの方法で受け付けるか
など、質疑応答の設計を事前に準備しておくことが重要です。

質疑応答が盛り上がることで、セミナー全体の満足度も大きく向上します。

集客の窓口を増やしておく

オンラインセミナーの成功は、配信当日だけでなく「事前の集客設計」でほぼ決まります。集客のためには、あらかじめ複数の導線を用意しておくことが重要です。

たとえば、
・自社Webサイト内の特設ページ
・SNSでの告知
・既存顧客へのメール配信
・広告の活用

など、集客の窓口を分散させることで参加者数の最大化が狙えます。
特にリード獲得を目的としたウェビナーでは、この事前設計が成果を大きく左右します。

まとめ｜オンラインセミナー（ウェビナー）は準備次第で誰でも開催できる

オンラインセミナーは、
・新規リードの獲得
・既存顧客との関係構築
・企業やサービスのブランディング
などに大きく貢献する、今や欠かせないマーケティング施策のひとつです。

一方で、参加者がオンラインセミナーに慣れてきた今だからこそ、主催側には「分かりやすさ」「見やすさ」「ストレスのない配信」といったクオリティの高さがより一層求められています。

配信環境の構築や進行設計に不安がある場合や、より高品質な配信を目指したい場合は、無理にすべてを自社で行う必要はありません。

配信業者や専門サービスに依頼することで、トラブルの不安を減らし、企画やコンテンツに集中することもひとつの選択肢です。

デジタル化・オンライン化が進む今だからこそ、「ただ開催する」から「成果につながるセミナーへ」。準備をしっかり整えたうえで、ぜひオンラインセミナー（ウェビナー）の開催にチャレンジしてみてください。

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