面白いオンラインイベントまとめ | 社内外のイベントにもおすすめの12事例を紹介
開催の機会が増えているオンラインイベント。開催手段は多岐にわたるため、イベントごとの目的に合わせた方法を選択することが重要です。今回は、12種類の面白いオンラインイベントの紹介と成功のポイントを解説していきます。
目次
オンラインイベントを開催するメリットとデメリット
オンラインで行うイベント開催の需要が増えていますが、そもそもどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
ここでは、それぞれメリット・デメリットについて解説します。
開催のメリット
- 開催費用や準備のコストが下がる
- 大人数の集客が可能になる
- 天候に左右されずに開催できる
- 参加者のアクセスデータが解析できる
オフラインとは異なり、オンラインイベントの場合は気軽に参加ができ、多くの参加者を集めることがメリットになります。また、参加者のデータを集めることで企業のマーケティング活動に活かせる点も大きいです。
開催のデメリット
- 通信環境、ITリテラシーに依存する
- 参加者が離脱しやすい
- 会場の一体感やリアルな体験は提供できない
イベントを盛り上げる難易度はオフラインよりも非常に高くなります。また、主催者側のITリテラシーに大きく左右されるため、初めて開催の場合は、機材や方法を相談できる専門家にアドバイスを受けると良いでしょう。
また、「会場の一体感が提供しにくい」などのデメリットも一工夫があれば解消できるので、イベント事例で紹介していきます。
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面白いオンラインイベント12選
友人間や社内交流で盛り上がる面白い企画からビジネスシーンで行われている事例を12事例ご紹介します。
オンラインクイズ大会
コロナ禍で需要が増えた社内交流として人気のイベントで、一方通行になりやすいオンラインでも双方向のコミュニケーションが可能です。主に、下記のようなコンテンツが人気です。
- ビンゴ大会
- リモ謎(リモートワークで行う大人数参加型の謎解き脱出ゲーム)
- 4択クイズ
- モザイククイズ(写真をモザイクにし、4択であてるクイズ)
また、従業員を多く抱える企業の場合、全員参加のイベントは難しいのではと悩んでいる担当者も多いです。そこで、イベント専門業者が行った数千人規模のクイズ大会を面白くしたポイントをまとめたので参考にしてみてください。
開催のポイント
- 参加人数が多い場合はオンラインで予選会を行い、数日に分けて人数を絞っていく(過去事例:従業員数1000人の場合、5問中4問以上正解している方のみ勝ち上がるという形式で200名まで絞る等)
- 回線の問題上、早押し形式は避ける
- 決勝戦はチームメンバーがわかるようにバーチャルスタジオを準備
- 優勝者や当日の様子をイベント後の社内報で全員に共有
社員一人一人がイベントに参加している意識を持ってもらうことが重要です。そのためトーナメント形式のようにイベントに参加してもらいつつ、人数を絞ることがポイントとなります。また、社内報などの手段でイベントの結果を共有し、コミュニケーションの場を増やすとより面白いオンラインイベントになるでしょう。
オンライン勉強会
コロナ禍で塾や習い事、会社に通えなくなった子供や学生、若者がオンライン上で見知らぬ人と一緒に勉強や仕事などを行うようになりました。
ZoomやYouTubeなど双方向で行うこともあれば、一方通行で行うオンライン勉強会があり、学ぶことができる子どもだけでなく、リーダーシップ研修、マネージメント研修など、社会人が学ぶサービスとして提供されている他、自習する場としても活用されています。
通う手間が省けて、どこからでも参加できるのがメリットですが、オフラインとは異なりコミュニケーションを目的とした勉強会を開催する場合相手の反応が見えにくいといったデメリットもあります。
一人で集中することが多い自習の場でも、オンラインではライブ配信などを通して初めて知り合う人と一緒に勉強ができ、交流が広がる点が人気のようです。
オンライン旅行ツアー
コロナ禍により観光地や旅行会社が開催しているサービス。画面上に観光先の映像を配信し、参加者は自宅からイベントに参加できるようになっています。視聴型や体験型のものまでさまざまで、国内外の旅行気分を味わえるのがオンライン旅行ツアーです。
工場見学ツアーなどのサービスを持っている企業は「オンライン旅行ツアー」を上手く活用することで、売上拡大の機会にもなります。実際に行われている面白いオンライン旅行ツアーの開催のポイントをまとめたので参考にしてみてください。
開催のポイント
- 北海道や沖縄など、遠隔地同士を同時に楽しめるツアーを企画する
- ツアー先のお酒や自社商品などを事前に自宅に送付し、当日は商品を楽しみながらイベントに参加してもらう
- 観光地の特産品を事前に届け、オンライン旅行ツアー中に郷土料理の作り方教室を開催。ツアー終了後もオンライン料理教室で学んだ料理を作り余韻を楽しむ設計を行った
- 人数制限を設けた参加者交流プランを企画し、ガイドと参加者で双方向の会話ができるような場を創る
オンライン交流会
オンライン上で習い事や異業種交流会などを行うサービスです。交流会といっても、開催する目的はさまざまです。
社内の仲間や業界内の企業と交流するために開催されることもあれば、仕事とは関係のない人と交流することを目的に開催されることもあります。
事例として下記のようなものがあります。
- オンライン読書会
- 30代女性限定、Zoomお茶会
- 経営者、役員限定のビジネスマッチング会
オンラインスナック
最近耳にする機会も増えた「オンラインスナック」。スマートフォンやパソコンの画面越しに、店と客がそれぞれ自分たちで用意したお酒を飲みながら会話を楽しむ面白いサービスです。
コロナ禍でバーやスナックなどでお酒を飲む機会が減り、需要が増しました。
新たなストレス解消の場になっているようです。
オンライン運動会
Zoom等のオンラインツール上で運動会を開催することで、コミュニケーション・レクリエーションの機会を創り出します。 コロナ禍でイベントの開催が難しい今、幅広い企業で導入され活用されています。
アバターやバーチャルスタジオ等の設置を行えばオフラインとは異なる新たな交流の機会となるでしょう。
オンライン美術館ツアー
美術館や博物館、遺跡などをオンライン上で見学できるサービスのことです。主な配信の方法は、バーチャルツアー、オンラインツアーなどです。
バーチャルツアーは、バーチャルリアリティ技術を利用し、まるでその場にいるかのような臨場感を生み出します。オンラインツアーは、最近流行りのZoomやSkypeなどのオンラインミーティングのツールを使用し、現地のガイドツアーをオンラインで配信するものです。
オンライン展示会
オンライン展示会とは、展示場などの会場に人を集めて行うのではなく、オンライン上で行う展示会のことです。メーカー・製造業などが行う商品紹介や学生に向けた企業説明会として需要を集めています。
オンラインで行うメリットは、会場費がかからないことです。また、ブース設営費や交通費・宿泊費・チラシなどの印刷費も抑えることができます。 さらに、参加者側も交通費がかからず、いつでもどこからでも参加できるといった利点があります。
気軽に参加できる一方、参加者の離脱も起こりやすいため、イベントを楽しんでもらうコンテンツづくりを各社行っています。
下記はその事例です。
- 「疑似体験」ができる仕様でリアルな展示会を感じさせる
- 展示会をストリートビューのような感覚で回れる「回遊型」
- リアル展示会をオンラインで行う「担当者の顔が見えるバーチャル展示」
オンライン社員総会
社員総会をオンラインで行う企業が増えています。社員総会のために社員が一カ所に集まらなくても済むため、感染症などによる延期・中止のリスクが少ないのが特徴です。
また、参加できなかった社員も後からアーカイブ動画を視聴できるのもオンラインのメリットです。表彰式などが一緒に行われることが多い同イベントでは、以下のような面白い演出事例があります。
- 表彰式では関係者の友人や親族をゲストとして招待し、サプライズ演出として盛り上げる
- VTRを事前に用意し、映像コンテンツとして配信する
- 参加者の一体感を生み出すために、自社商品などを参加者の自宅に送付しパーティー要素を追加する
オンラインカンファレンス
テレビ会議やWeb会議のように社内外のカンファレンス(会議)をオンライン上で行うことです。同イベントでは、特に専門的な知識を扱うことが多いため、専門家や講師の存在が不可欠です。
オンラインであれば世界中の専門家や講師を招くことができるため、登壇できる専門家の選択肢が増え、カンファレンスそのもののクオリティを上げることができます。一方で離脱しやすいデメリットもあるので、コンテンツを盛り上げる工夫が必要になります。
オンライン記念イベント
オンライン上で企業の周年記念を祝うなどのイベントです。社員総会やカンファレンスと同様に感染リスクを抑制し、会場手配などの手間を省くことができます。
今までオフラインでは、なかなか招待できないようなクライアントや社員の家族も参加することができ、オンラインならではの面白さもあります。
オンラインプロモーションイベント
コロナ禍から広がった企業のPRイベントの新様式です。多くの企業が新型コロナウイルスによるマーケティング活動にマイナスの影響を受けており、その多くが展示会やイベントの延期/中止、商談数の減少です。そのため、オンライン上で販促活動を行う企業が増加しました。
周年記念を祝うオンライン記念イベントやカンファレンスを一般公開し、プロモーション活動に活かしている企業も多いです。
面白いオンラインイベントを成功させるポイント
目標設定を明確にする
イベントを作り込む際に、どんな目的で行うか、対象となるターゲットをどの程度呼びたいのかなどの目標を明確にする必要があります。
また、しっかりとイベントの効果を振り返るために数値的な目標も設定しておくと良いでしょう。
ターゲットのニーズを事前に調査し、イベントに盛り込む
性別・年齢・役職などのターゲットを明確にした後、更にどのような「課題」を感じているのかなどのターゲットニーズを把握することが重要です。
ニーズを把握しないまま進行した場合、集客ができない、イベントの満足度が低いといったことが起こります。まずは、社内でターゲットニーズを擦り合わせ、可能であればヒアリングを行いニーズを明確にしましょう。
余裕のあるスケジューリングを行う
一般的に、企画〜設計〜開催告知〜本番までには90日程度の時間が必要です。
具体的には①~⑤のステップで準備を行っていきましょう。
- 開催の目的の設定(90日前)
- 企画・運営・配信方法の設計(60日前)
- イベントの告知集客(40~30日前)
- 配信環境のテスト・リハーサル(3~1日前)
- イベントの開催/振り返り
役割分担を明確にする
イベントでは、カメラからマイク、ミキサー等、様々な機材を使用するため、それぞれに担当を割り当て進行を確認していく必要があります。
主に、「統括プロデューサー」が全体の統括を行い、イベント周りとテクニカル周りの責任者をそれぞれ細かく割り当てましょう。
事前準備を入念に行う
リハーサルなしにイベントが成功することはまずありません。本番の10日〜1週間前に、進行台本を元にイベント全体の流れのすり合わせを行うことで、抜け漏れや懸念点を解消することができます。
成功のポイントを手順を追って解説しているので、以下のリンクもご参照ください。
【最重要】次回に繋がるイベントの秘訣は「アンケート実施」と「イベントの振返り」
イベントはトラブルなく開催できることが最終ゴールではありません。目的としていたターゲットが参加してくれたのか、リード獲得はどの程度できたのか等、当日の振返りをしっかりと行い、次回に繋げることが重要です。
そこで、ここではアンケートの実施方法とイベントの振返り方法を解説します。
アンケートの作成と実施の仕方
アンケートを上手く活用することで、次回イベントの満足度を高めることができます。
アンケートに導入したい項目と回収のコツは下記です。
アンケートに導入したい項目
- 基本情報(会社名、年齢、役職、連絡先など)
- 参加動機
- イベント満足度
- サービスや製品に関してのリクエスト
回収率を上げるコツ
- アンケート入力時間を設ける
- アンケートの文章量を少なく、回答しやすいものにする
- イベント途中でアンケート回収を行う
また、参加者の回答の際に、「選択回答形式」もしくは「自由回答形式」を使い分けることで回収率の向上に繋がります。選択回答形式は予め準備した質問に対して、参加者が回答を選ぶものです。回答しやすいという利点がありますが、参加者の本音を引き出しにくいといったデメリットもあります。
一方、自由回答とは、質問に対して回答者が自由に文章や単語で記入することです。回答内容が限定されていないため、作成側の想定していない回答を引き出すことが出来るという利点があります。
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イベントの振返り方法
まずはイベント当初に掲げていた目標が達成しているのかを定量や定性情報で振り返ります。コロナ禍により販促活動が上手くいかない企業も多く、イベントの目標を商談数で置いている場合もあります。それ以外にも重要な項目があるので、下記のような指標で振り返りを行っていきましょう。
全体の申込数
イベントが広く認知されているか、イベントの需要があるのかなどを把握する指標の一つです。初回のイベントでは、幅広いチャネルで告知し、効果検証を行っていきます。その際、イベントの認知はされているのに申込数が想定より低い場合は、イベントの需要がないなどの要因があります。数値を比較し、どこに改善の余地があるのかを明確にすると良いでしょう。
イベントの参加者数(参加率)
事前申し込みをされてからイベント当日の実際の参加者数を確認し、イベントへの関心度合を確認します。集客の傾向を掴むために、実施した媒体ごとに測定しましょう。
参加率が低い場合は下記の項目を見直していきます。
- 参加しやすい開催日だったか
- イベントのリマインドは行っているか
- イベントへの期待感を感じてもらえているか
視聴データの分析
配信イベントを視聴されなくなった指標を「離脱率」と言います。視聴データの分析では、どこで視聴されなくなったかを把握し、次回の改善に活かしていきます。
複数コンテンツを用意している場合は、離脱されている時間をもとに、どのコンテンツが人気だったのかを把握し、要因を深堀していきましょう。
アンケート回収数(回収率)
多くのアンケートを回収して数値を蓄積していくことが今後のイベントに繋がります。そのため、前述したアンケート回収率をあげる工夫も同時に行います。
その他、イベント動画をアーカイブしている場合は、アーカイブの申込み数や視聴数も把握しましょう。イベントのコンテンツは興味は抱いてもらったが、商談化に繋がらない等の傾向があるため、こういった数値を分析することも重要です。
面白いオンラインイベントまとめ
面白いオンラインイベントを企画し運営することは容易なことではありません。多くの事例の中から目的にあったイベントを見つけることや成功のポイントを事前に把握することが重要です。また、初めての開催だけ専門業者に依頼し、配信のポイントを掴んだ後に自社で開催するところも多いです。
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