【2025年最新版】ウェビナーツール比較5選|配信だけでなく“マーケティング活動”につなげる選び方とは?

目次
ウェビナー成功のカギは「配信後」にある

近年、BtoB企業のマーケティング施策として定着してきた「ウェビナー」。しかし、“配信すること”そのものがゴールになってしまっていませんか?
もちろん、ウェビナーは見込み顧客との接点づくりや、商品・サービスの認知向上に効果的な手段です。ただし「情報を伝えるだけ」の施策に終始してしまえば、その成果は限定的。真に成果につなげるためには、ウェビナーを“マーケティング活動の一環”として捉える視点が不可欠です。
配信の中身だけでなく、視聴データの取得・活用、そしてCRMやMAとの連携といった仕組みまで含めて設計することで、初めて営業活動への接続やリードナーチャリングが実現します。
そこで本記事では、2025年の最新トレンドをふまえて、マーケティング成果につながるウェビナーツールの選び方とおすすめ5選をご紹介します。
なぜ「配信するだけ」では意味がないのか?

ウェビナーの目的を「情報発信」だけに限定してしまうと、営業部門との連携や、視聴者の検討度に応じたアプローチが後回しになってしまいます。
一方で、マーケティング成果につなげている企業は、以下のような観点を大切にしています。
- 視聴データを活用してホットリードを抽出
- アンケート結果を元にスコアリングして営業部門へ連携
- 複数ウェビナーへの参加傾向から育成シナリオを設計
このように、「誰が」「いつ」「どれくらい視聴し」「どんな反応を示したのか」というデータの活用こそが、ウェビナーROIの最大化に直結するのです。
ウェビナーツールで取得できる主なデータとは?

マーケティング視点で見ると、以下のようなデータが非常に重要です。
データ種類 | 内容 | 活用例 |
視聴ログ | 誰が・いつ・どのセッションを視聴したか | ホットリードのスコアリング、視聴率分析 |
エンゲージメント情報 | チャット・Q&A・アンケートなどの反応内容 | インサイト抽出、コンテンツ改善 |
離脱率・再生位置 | どこで視聴離脱したか、どこを繰り返し見たか | スライド改善、構成調整 |
こうした情報をマーケティングオートメーション(MA)や営業支援ツール(SFA)に連携することで、見込み客育成や個別提案の精度が格段に向上します。
ZoomやYouTubeでは限界がある理由
ZoomやYouTube Liveのような一般的な配信ツールは、手軽さが魅力ではありますが、マーケティング視点では機能が不十分です。
課題 | Zoom / YouTubeの制限 |
視聴者の特定が困難 | 誰が視聴したかまでは追えない |
詳細データの取得不可 | 再生位置や離脱タイミングの取得が難しい |
営業活用に非対応 | MA・CRM連携ができないケースが多い |
とくに、インサイドセールス部門と連携した“スコアリング施策”や“ナーチャリング”を行うには、より高機能な専用ツールが不可欠です。
マーケティングに強いウェビナーツールを選ぶ3つの視点
では、どのようなポイントでウェビナーツールを選べばよいのでしょうか?
重要なのは以下の3つの観点です。
1. 視聴データの取得・分析が可能か
細かなログが取れ、視聴者ごとの行動履歴や視聴完了率を把握できるか。これにより、営業アプローチの優先度づけやコンテンツ改善が可能になります。
2. CRM・MAとの連携機能があるか
取得したデータをHubSpotやSalesforce、Marketoといった既存ツールにスムーズに連携できるかが、運用のしやすさに直結します。
3. ホットリードの抽出とナーチャリング設計に対応しているか
アンケート結果や行動データからホットリードをスコアリングできる機能、ウェビナー後の育成シナリオ設計が行えると、営業活動との接続が容易になります。
【2025年最新版】マーケティングに強いウェビナーツールおすすめ5選
ここからは、上記の観点を満たす“マーケティングに強い”ウェビナーツールを厳選して5つご紹介します。
1. ネクプロ|国産ならではの柔軟性とMA連携

おすすめポイント:
- 視聴者ごとの視聴ログを詳細に記録
- MAツールやSFAとの連携がしやすい
- 国産だからこそのUI設計と柔軟なカスタマイズ
注目機能:
- アンケートと連動したホットリード抽出
- 視聴完了率・離脱率の可視化
- 視聴データをCSV出力しSFAで活用可能
2. ON24|エンタープライズに最適なグローバル実績

おすすめポイント:
- 大規模企業の利用実績多数
- 複数コンテンツをまとめて提供できるコンソール型UI
- インタラクティブ機能も豊富で参加率向上
注目機能:
- SalesforceやMarketoとの高精度連携
- 質問数・ダウンロード数などのアクション追跡
- 視聴者別ダッシュボードで即スコアリング可能
- AIによる視聴者分析機能
3. V-CUBEセミナー|配信の安定性と操作性のバランス

おすすめポイント:
- 国産でサポート充実、セキュリティに強い
- 操作性に優れており、配信初心者でも安心
- 視聴状況レポートの出力が容易
注目機能:
- チャット・アンケート機能を標準搭載
- シナリオ配信や、参加状況に応じた対応が可能
4. EventHub|イベント連携に強く、集客とマーケを両立

おすすめポイント:
- オンラインイベントにも対応したツール設計
- 参加者情報と行動履歴が紐づく管理機能
- MA連携・スコアリングが簡単に設定可能
注目機能:
- 展示会やイベントとの一体活用に最適
- 見込み客の育成フローまで設計できる柔軟性
5. Bizibl|中小企業に優しいコスパと機能の両立

おすすめポイント:
- シンプルながら視聴ログや反応分析に対応
- 初期費用が抑えられており、導入しやすい
- CRMとのAPI連携も可能
注目機能:
- ウェビナー後の自動フォローメール機能
- 登録フォーム〜配信〜分析までを一元管理
まとめ|「配信だけ」で終わらせない設計が重要
今や、ウェビナーはただの「一回のイベント」ではなく、マーケティング・営業と連携した“プロセス全体の設計”が求められる時代です。
ツール選定の段階から、視聴データの取得・分析・活用、CRM/MAとの連携までを見越した選び方をすることで、参加率・コンバージョン率・リード獲得数に明確な差が生まれます。
本記事で紹介したツールを参考に、ぜひ「成果につながるウェビナー設計」にチャレンジしてみてください。