Cvent(シーベント)とは?特徴、導入メリット、費用について解説!

Cvent(シーべント)は、企業イベントやセミナー、カンファレンスなどのイベント運営を一元管理できるクラウド型イベント管理プラットフォームです。世界各国の大手企業に利用されてきましたが、近年ではオフラインに加え、オンラインイベントにも対応したことで注目を浴びています。
本記事では、Cventの特徴や導入メリットについて解説していきます。
目次
Cvent(シーベント)とは
元々Cventは、海外のリアルイベント管理において20年以上の実績を持つ製品です。現在では、世界100か国以上20万人以上のユーザーに利用されている、リアル/オンライン/ハイブリッドに対応したイベント管理プラットフォームとなっています。日本では利用され始めたばかりですが、英語圏では大手企業やホテル、カンファレンス会場の運営企業もCventを使っています。
Cventはイベント管理、メール配信、アンケートなど、イベントマーケティングに必要なさまざまな機能を備えています。また、イベント参加者の情報を各外部プラットフォームと連携でき、参加者属性やエンゲージメントデータをマーケティング・営業活動に活用できます。イベントを通じて参加者のエンゲージメントを高め、顧客創出をしたい企業には特におすすめです。
Cvent(シーベント)の特徴4つ
はじめに、Cventの特徴について紹介していきます。
1.オンライン・オフライン双方に向けた機能が充実

特徴的な一例として、オフラインイベントであれば、無人受付でのQRコードによる本人確認(チェックイン)と専用の機材を使用して入場券の自動発行(バッジ印刷)が可能です。
オンラインイベントでは、ライブQ&A機能を使って参加者が自由に発言・質問できます。また、チャット、アンケート、投票などを使うことで主催者と参加者との双方向のやりとりが活発化し、参加者のイベント満足度向上に繋がります。
さらにハイブリッドイベントにも対応でき、場所や人数の制限にとらわれないイベント運営が可能です。
2.高品質なイベントページ制作が可能

Cventでは、イベント告知サイトから開催当日のページまで、誰でも簡単に高品質なWebページを作成できます。テンプレートや豊富なウィジットを使えば、HTMLやCSSの知識がなくてもドラッグ&ドロップの直感的な操作でデザインが可能。カウントダウン表示や申込フォーム、アクセス解析ツールとの連携など、イベント運営に役立つ機能があらかじめ揃っているのも魅力です。
3.メール配信機能が充実

Cventには、イベント告知からリマインド、開催後のフォローアップまでを網羅したメール配信機能が搭載されています。たとえば「〇日以内に出欠連絡がない人にはリマインドメールを送付する」「参加登録した人へ〇日前に開催直前のご案内メールを送付する」といった配信設定が可能です。
また、開封率・クリック率といった分析データの取得に加え、未登録者への自動再送や参加者の属性別配信も可能。さらに、豊富なテンプレートや条件設定により、配信業務の手間を大幅に削減しつつ、的確な情報伝達を実現します。
4.データ分析機能が充実

Cventは、イベント後の参加者フォローやリード育成にも強みを持つプラットフォームです。参加者のアクティビティデータを取得し、CRMやMAツールと連携することで、MQL(Marketing Qualified Lead)やSQL(Sales Qualified Lead)の創出・育成を効率的にサポートします。
スコアリング機能やの豊富なレポートのテンプレートにより、マーケティング・営業活動への展開もスムーズ。データはCSVやExcel形式での出力も可能です。
Cventの導入メリット
ここからは、Cventの導入メリットについて紹介していきます。
1. 業務効率の劇的な向上
Cventを導入することで、Excelによる参加者管理や手作業でのメール送信、受付時の紙対応といった非効率な業務が一気に自動化されます。社内で何人もの手を割いていた作業が1人でも回るようになり、運営チームのリソースを戦略的な業務へと振り向けることが可能になります。結果として、年間開催できるイベント数の拡大や、社内の生産性向上にもつながります。
2. イベントの効果測定が容易に
Cventを導入すれば、参加者の登録状況や出席率、各セッションの人気度、アンケート結果などをリアルタイムで把握でき、イベントの成果を定量的に評価できます。行動履歴や関心コンテンツの分析も可能で、人気のテーマを次回企画に活かすことでイベントの質が向上。さらに、取得したデータはCRMやMAツールと連携でき、営業やマーケティングへの展開もスムーズです。
3. 多彩なプラットフォームとの連携が可能
前述のようにMA(マーケティングオートメーション)ツールやCRM(顧客管理システム)との連携が可能です。代表的なものには、
- Eloqua
- Marketo
- Salesforce
などがあります。
加えて、下記のような配信プラットフォームとも連携が可能です。
- YouTube
- LiveStream
- Vimeo
過去のイベント映像、参加者からのコメント、ライブ配信、会社紹介ムービーなどを埋め込めば、リッチなイベントページが出来上がります。
Cvent(シーベント)の導入が向いている企業
Cventは、セミナーやオンラインイベントを定期的に開催している企業や、大規模なハイブリッドイベントを実施したい企業に特に適したサービスです。イベントWebサイトの作成からメール配信、アンケート回収までをワンストップで対応でき、繰り返し発生する作業を効率化・標準化できるため、イベントの規模が大きい場合には特に効果的です。
さらに、参加者の行動データやフィードバックを活用することで、次回以降のイベント改善やマーケティング施策への展開も可能。多言語対応や時差を考慮した配信設計も行えるため、海外拠点との連携やグローバル開催にも対応できます。
また、ハイブリッドイベントにおいても、オンラインと現地での体験に差が出ないよう配慮された設計がされており、参加者満足度の向上にもつながります。BtoB領域で顧客との接点づくりを重視している企業にとって、Cventは見込み顧客との関係構築や商談化を支援する強力なツールです。
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Cvent(シーベント)の導入における注意点
Cventで注意したいのは、海外製ツールであることから、国産ツールと比べてやや操作方法がわかりにくい点です。使い方を調べたくても、Web上に日本語で解説されたコンテンツは多くありません。
弊社ビデオマッチングでは、Cventの導入から配信代行までの総合的なサポートを行なっています。
料金形態
サービス本体の年間利用料と、開催されるイベントに応じて変動する費用が必要となります。
さらに、受付の自動化機材やセッション参加者の受付を管理するための機材等、現場機材を利用する場合はそれらの利用費とライセンスが別途発生します。
モバイルアプリケーションの利用については、Cvent本体の費用とは別途利用料が1イベント単位で利用者数に応じて発生します。
無料トライアルも用意されていますが、詳しい料金については問い合わせが必要です。
Cvent(シーベント)の導入をお考えなら
このように「Cvent」は参加者のエンゲージメントを高める機能が豊富に搭載されており、イベント準備からイベントの実施、事後フォローまでワンパッケージで行えます。
また、イベント参加者のデータを詳細に把握・分析し、顧客の創出に活用できます。イベント運営の効率化と労力削減に加え、成果の出るイベントを実施したい企業にはぜひおすすめです。
ビデオマッチングでは、Cventを含め多彩なイベントプラットフォームに対応した支援メニューをご用意しております。
ご興味がございましたらぜひお問い合わせくださいませ。