2025.07.08

イベント企画の例5選ーBtoB向けイベントの企画のポイントと成功のコツー

はじめに:イベント企画は「目的」からはじまる

「イベントを企画したいけれど、どんな形式があり、何を基準に考えればいいのかわからない」——そんな悩みを抱えるBtoB企業の担当者は少なくありません。 特に、マーケティングや営業の一環として実施する社外イベントは、プロモーション活動の一環として、成果につながる戦略的な設計が必要です。

この記事では、BtoB向けのウェビナーや展示会、ユーザー会などを目的別に紹介し、プロモーション効果を最大化する企画のポイントを解説します。 また、企画から運営、事後フォローまでの業務を効率化・可視化する「イベント管理ツール」についても触れながら、成果につながる実行体制の作り方を紹介します。


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イベント企画書づくりー基本構成と実現力を高めるイベント管理ツール活用ポイントー

BtoB社外イベントの種類と特徴

画像引用:Adobe Stock

BtoB企業が実施する社外イベントには、目的やアプローチ方法によっていくつかの種類があります。形式ごとの特徴を理解することで、企画段階での方向性が明確になります。

【目的別】イベント企画の具体例

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イベントの目的や形式によって、企画・運営のポイントは大きく異なります。 また、企画を成功させるためには「設計」と「仕組み化」の両輪が不可欠です。

ここでは、イベントの目的に応じた具体的な企画アイデアと、イベント管理ツールを活用した実行支援の方法をあわせてご紹介します。

1. リード獲得に強い:ウェビナー・オンラインセミナー

企画例:
「○○業界最新トレンド解説」など、“今知っておくべきテーマ”で情報提供型ウェビナーを企画。

成功のポイント:

ツールでできること:
申込管理、配信システム連携、アンケート収集、スコアリング連携(MA/CRM)

2. 商談創出に直結:展示会・リアルイベント

企画例:
「業界合同カンファレンスに出展」+「自社主催の展示ブース」+「その場で商談予約可能なQR受付」を用意

成功のポイント:

ツールでできること:
来場者管理(QR対応)、商談記録、即時CRM連携、アポ予約機能

3. ブランド・信頼構築:オンラインカンファレンス

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企画例:
業界全体を対象とした「○○業界未来カンファレンス」

成功のポイント:

ツールでできること:
複数セッション配信、視聴ログ収集、アーカイブ動画管理、視聴者属性分析

4. 既存顧客との関係強化:ユーザー会、交流会

企画例:
「導入企業限定ユーザー会」や「活用事例共有会」

成功のポイント:

ツールでできること:
参加者リスト管理、出欠チェック、アンケート集計、イベント参加履歴の蓄積

5. ハイタッチ施策向き:限定イベント、VIPセミナー

企画例:
CxO層向けに「今後の開発方針説明+ネットワーキングディナー」

成功のポイント:

ツールでできること:
招待管理、個別連絡履歴、参加状況記録、満足度調査、次回イベントの案内連携

企画から成果につなげるために:イベント管理の落とし穴と対策

BtoBの社外イベントは、ただ「実施すること」が目的ではありません。成果に結びつけるためには、イベントの企画・運営・事後フォローまで一貫した設計が不可欠です。しかし、実際の現場では以下のような課題に直面しがちです。

よくある落とし穴

・目的が曖昧なままイベントを設計してしまう
例えば「とりあえず年に1回は開催するもの」といった義務的な開催では、集客や満足度も伸び悩みがちです。誰に何を届けたいのか、どんな行動を促したいのかが不明確だと、内容や施策もぶれてしまいます。

・複数のツールを使い分けており、運用が煩雑になる
申込フォーム、メール配信、アンケート、来場者管理などが別々のツールで管理されていると、確認・更新作業が属人的になり、ミスや対応漏れにつながります。

・イベントで得たデータが次の施策に活かせていない
アンケートや参加履歴、名刺情報などが蓄積されていない/営業と共有されないと、せっかく得た“顧客インサイト”が使われないまま終わってしまいます。

こうした課題に対する解決策として、イベント管理ツールの導入が有効です。

ツールを導入することで、イベントの各プロセスが一元管理され、業務効率の向上はもちろん、得られたデータを次回企画や営業活動に活かす仕組みを整えることができます。

イベント管理ツールでできること

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イベント管理ツールは、企画段階から事後フォローまでを一貫して支援し、属人的な運営からの脱却、再現性のある企画運営を可能にします。以下は、主なフェーズごとの活用内容です。

・企画フェーズ
過去イベントのデータやテンプレートを活用して、スムーズにKPI設計やタスクの洗い出しが可能。関係者間の認識を早期に揃え、無理のないスケジュール管理ができます。

・集客フェーズ
ターゲット別に最適なメールや広告配信が行え、申込フォームの作成や参加者データの集約も自動化。リマインド配信や参加促進のタイミングも一括管理できます。

・運営フェーズ
出欠確認、受付対応、オンライン配信連携、当日のトラブル管理などを一元的に把握・対応。スタッフ間の情報共有もスムーズになり、顧客体験の向上につながります。

・フォローフェーズ
アンケート回収と集計、自動スコアリングによりホットリードの抽出が容易に。CRM/MA連携により営業活動に即活用でき、ROI分析やレポート作成も簡単に行えます。

まとめ:イベントは「目的設計+仕組み化」が成功の鍵

イベント企画において重要なのは、単なるアイデアではなく「目的に基づいた設計」と「運用の仕組み化」です。

属人的な対応に頼らず、ツールを活用することで業務負荷を減らしながら、成果を出しやすい仕組みを整えることが可能です。

まずは自社の目的に合ったイベント形式を見極め、実行フェーズまでを一気通貫で支える体制を整えていきましょう。

弊社ビデオマッチングでは、イベントの企画・運営代行や内製化支援を行っています。目的に応じたイベント集客のサポートも行っていますので、気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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