2025年最新版|おすすめのイベント管理ツール5選

イベントのオンライン化・ハイブリッド化が進み、企業のマーケティング施策や広報活動において「イベント管理ツール」の選定はますます重要性を増しています。しかし、国内外で多くのツールが存在する中で、どれを選ぶべきか判断に迷う企業担当者も少なくありません。
本記事では、2025年時点で日本国内で利用可能な主要イベント管理ツール5選を比較し、導入事例や活用ポイントとあわせてご紹介します。イベントの成果最大化を目指す方にとって、実用的なヒントとともに「最適な1本」を見つけるきっかけとなれば幸いです。
目次
イベント管理ツール選定方法

イベント管理ツールを導入することで、イベントの企画・運営・分析が一元化され、より戦略的な活用が可能になります。まずはその主なメリットと、システムに備わっているべき機能について理解しましょう。
- 業務の効率化:受付や集計作業の自動化により、運営工数を削減。
- 参加者体験の向上:スムーズな申込・参加導線、リマインド配信、満足度アンケートなどにより、参加者満足度が向上。
- データの一元管理と活用:視聴履歴やアンケート回答などを分析し、マーケティングや営業活動に展開可能。
イベント管理ツール機能一覧
カテゴリ | 主な機能例 |
LP作成・ページ設計 | イベント用LP作成、視聴者マイページ、カスタム申込フォーム |
受付・参加管理 | チケット販売、QRコード発行、定員管理 |
コミュニケーション | メール配信、通知、自動リマインド |
フィードバック収集 | アンケート、満足度調査、NPS計測 |
分析・連携 | 参加ログ解析、SFA・MAとのデータ連携 |
イベント管理ツール選定時に押さえるべき3つのポイント
- イベント形式に合った対応力があるか
- リアルイベントでは、受付・混雑回避・名刺管理など現地対応の機能が不可欠です。
- オンラインイベントでは、配信の安定性やログ取得機能が重要です。
- ハイブリッド型の場合、オンラインと会場の統合的な運用や、双方の参加体験を一貫させる設計が求められます。
- 必要な機能が揃っているか
- 参加者管理やアンケート回収、メール配信は基本ですが、それに加えてイベントLP作成やリードスコアリング、分析・CRM連携といった高度なマーケティング連携機能が必要なケースもあります。
- 料金体系とサポート体制の納得感
- 月額制・従量課金・年間契約など提供形態は様々。イベントの規模や回数、活用期間に応じて最適な契約形式を選ぶ必要があります。
- また、万が一のトラブル時にも対応できる日本語サポート体制や、導入時のオンボーディング支援なども大切な判断材料になります。
おすすめのイベント管理ツール5選
1. EventHub(イベントハブ)

EventHubは、BtoB向けのオンライン・オフライン・ハイブリッドイベントに対応した国産のイベント管理ツールです。イベントを通じた商談機会の創出に強みを持ち、参加者同士のマッチング機能を中心にマーケティング施策と営業活動を連動させる設計になっています。
- 提供企業:株式会社EventHub(日本)
- 対応イベント:リアル/オンライン/ハイブリッド
- 特徴:
- 商談化支援に優れたマッチング機能(BtoB特化)
- Salesforce・HubSpot等とのMA連携が可能
- 視聴ログ・参加履歴などの詳細なリード分析に対応
- 導入事例:大手IT企業のオンライン展示会で導入され、事後の商談件数が従来の2倍以上に増加。マーケティング部門と営業部門の連携もスムーズになり、リードナーチャリング効率が大幅に改善。
2. EventRegist(イベントレジスト)

EventRegistは、セミナーや講演会、カンファレンスなどに広く使われる日本発のイベント受付・管理サービスです。申し込みから受付、チケット販売までをオンラインで完結でき、UIの分かりやすさから初めてイベントを開催する人にも向いています。
- 提供企業:株式会社イベントレジスト
- 対応イベント:リアル/オンライン(Zoom連携)/ハイブリッド
- 特徴:
- UIがシンプルで初心者向き
- チケット販売・受付・QR対応がワンストップ
- 無料プランありで小規模イベントにも対応
- 導入事例:大学主催のオンライン入学説明会で活用され、約5,000名の事前登録と90%以上の当日視聴率を実現。参加者満足度も高く、アンケートでは95%以上が「分かりやすかった」「スムーズに参加できた」と回答。
3. eventos(イベントス)

Eventosは、リアル・ハイブリッドイベントに特化した参加者体験を向上させるイベントアプリ型システムです。主に展示会や大型カンファレンスで活用され、インタラクティブな機能(スタンプラリー、投票、チャットなど)を通じて来場者のエンゲージメントを高めます。
- 提供企業:bravesoft株式会社
- 対応イベント:リアル/オンライン/ハイブリッド
- 特徴:
- イベント専用アプリで参加者の回遊・行動分析が可能
- スタンプラリーやゲーミフィケーション機能が豊富
- AR連携や双方向性の高い体験設計も◎
- 導入事例:大規模展示会で来場者の滞在時間が短いという課題を解決するために導入。スタンプラリー機能により、来場者1人あたりの平均滞在時間が1.6倍に増加し、ブース訪問数も前年比で120%向上。
4. ネクプロ(Nexpro)

ネクプロは、動画配信とマーケティングを統合した国産のハイブリッド対応イベント管理ツールです。ウェビナーやセミナーを軸に、視聴者の行動データを活用した営業支援や、イベントLP・アーカイブ動画の活用による中長期的なリード育成に対応しています。
- 提供企業:株式会社ネクプロ
- 対応イベント:オンライン/リアル/ハイブリッド
- 特徴:
- オンライン配信からオンデマンド動画管理まで一貫対応
- イベントLPの作成・視聴者マイページの提供も可能
- 視聴ログ+アンケート+スコアリングでリード分析がしやすい
- CRM/SFAとの連携や営業支援機能も豊富
- 導入事例:IT企業の定期ウェビナーで導入され、参加者の視聴データとアンケート結果を活用して営業部門がホットリードに即アプローチ。リードからの商談化率が従来の約1.5倍に向上した。
5. EXPOLINE(エキスポライン)

EXPOLINEは、主にBtoB展示会や商談会に特化したリアルイベント向けの管理・分析ツールです。名刺交換やブース来場記録などをリアルタイムで可視化し、来場者の興味関心を分析できるため、効率的な営業フォローに活用されます。
- 提供企業:デジタルエクスペリエンス株式会社
- 対応イベント:リアル展示会/商談会
- 特徴:
- ブース来訪記録や名刺スキャンでホットリードを抽出
- 回遊率向上の導線設計や分類カードのテンプレート提供
- 専門スタッフの運営サポート付き
- 導入事例:大塚商会の展示会で導入され、来場者のブース回遊率が従来比で1.8倍に増加。名刺データと行動ログを活用した営業活動により、イベント後の商談件数が前年比3倍に。
導入事例から学ぶ成功のポイント
- IT企業×ウェビナー:ネクプロを活用し、参加者データを営業活動へ即接続。CVRが1.5倍に向上し、商談までのリードタイムも短縮。
- 展示会×製造業:EXPOLINEを導入したことで、来場者の回遊率が2倍、商談化率は従来比で3倍に。データを活用した即時営業フォローが奏功。
- 教育機関×オンラインセミナー:EventRegistを用いて5,000名の参加登録を獲得し、当日視聴率は90%以上、満足度は95%を記録。
- BtoB企業×商談創出イベント:EventHubを活用したマッチング施策により、参加者同士の面談設定が活性化し、従来比で商談件数が2倍に。
- 大規模展示会×カンファレンス:Eventosのアプリ機能によってスタンプラリーやゲーミフィケーション施策が成功し、平均滞在時間とブース訪問率が大幅に改善。
まとめ|結局どのシステムが良いのか?
比較早見表
ツール名 | 対象タイプ | 特徴 | 弱み |
EventHub | BtoB/展示会 | 商談化・CRM連携◎ | 高コスト、小規模向きではない |
EventRegist | セミナー/説明会 | 初心者に優しいUI | 高度分析や配信機能に弱い |
Eventos | 体験型イベント | ゲーミフィケーション・回遊設計◎ | 構築に時間が必要 |
ネクプロ | ハイブリッド/動画活用 | LP作成・視聴ログ・営業連携 | 展示会誘導系には不向き |
EXPOLINE | 展示会・商談会 | 来場可視化・回遊設計 | オンライン配信なし |
完璧なシステムは存在しない
イベントの目的(リード獲得/満足度向上/営業連携など)に応じて、必要な機能は異なります。「自社に合ったツールが分からない」「提案資料を作りたい」といったお悩みがあれば、イベントのプロに相談するのが最短ルートです。
結論として、完璧なイベント管理ツールは存在しません。各システムには強みと弱みがあり、導入の判断はイベントの目的、予算、運営体制、必要な機能によって大きく変わります。
今回ご紹介した5つのツールは、いずれも異なる得意分野を持っています。
- 商談創出・BtoB向け:EventHub
- 初心者でも扱いやすい受付管理:EventRegist
- 回遊設計・参加者エンゲージメント:Eventos
- LP作成・動画活用を重視するなら:ネクプロ
- 展示会での来場分析と営業支援:EXPOLINE
これらすべてのツールに精通し、貴社に最適なシステムをご提案可能ですので、
イベント管理ツールの比較・選定でお悩みの際は、ぜひ「ビデオマッチング」へご相談ください。