オンラインイベントプラットフォーム7社を比較!料金や導入メリットも解説
近頃ではオンラインイベントやハイブリッドイベントに取り組む企業が増えており、この流れはコロナ後も続くと予想されます。
イベントの良し悪しを左右するのが、オンラインイベントプラットフォームの存在です。どれを選べば良いのかで悩まれる方も多くいることでしょう。
本記事では、オンラインイベントプラットフォームの料金や特徴を比較していきます。ぜひ自社のイベントに合ったプラットフォーム選びの参考にしてください。
目次
オンラインイベントプラットフォームとは
オンラインイベントプラットフォームとは、オンラインでの展示会や講演会などのイベントをよりスムーズに効率よく実施するための機能を備えたシステムのことです。イベントの実施に必要なツールや、参加者の情報などを一括で管理することが可能です。
オンラインイベントプラットフォームに備わっている機能には、下記のようなものがあります。
・参加者の登録用フォーム
・イベント参加の際の認証機能
・質問や参加者とのやりとりに欠かせないチャット機能
・アンケート機能
・ログ解析機能
これらの機能を活用することにより、イベントの効率・クオリティを上げることができるでしょう。
オンラインイベントプラットフォーム比較 おすすめ7選
オンラインイベントにおすすめのプラットフォームを紹介します。
イベントの規模やイベント内容によっておすすめのプラットフォームが異なるので、下記の図を参考にしてみてください。
それぞれのツールの詳細についても見ていきましょう。
①ON24|単発イベントでも活用できる
画像引用:ON24公式サイト
ON24は、アプリのインストールや、アカウントの登録を行わなくてもブラウザで利用できるツールです。そのため、単発イベントでも参加しやすいプラットフォームであることがポイント。
ON24の特徴の一つに、参加者の視聴画面にカスタマイズ可能なコンテンツを埋め込める機能があります。参加者の没入感を促し、エンゲージメントアップに効果的です。
もう一つの特徴として、エンゲージメントスコアがあります。参加者のイベント中の行動や使用データなどを10段階で評価し、ユーザーのエンゲージメントを可視化できる機能です。
チャットボックス機能を使って登壇者に質問したり、担当者に商談の予約を入れたりすることも可能。双方向のやりとりができるので、臨場感を演出できます。
料金については公開されていないので、直接お問い合わせが必要です。
②Brightcove|動画マーケティングにおすすめ
画像引用:Brightcove公式サイト
Brightcoveは、大手企業やテレビ局、新聞局などでも導入されている動画配信プラットフォーム。Brightcoveを使うことで、高速かつ高品質な動画配信が可能になります。
動画の撮影、アップロード、イベントでの運用まで一つのプラットフォームで行えるのが大きな特徴で、動画マーケティングを強化したい企業様におすすめです。パソコンやスマホだけでなく、スマートTVなどに向けても動画を配信できます。
さらに、詳細な視聴データをリアルタイムで取得できるので、ユーザーの潜在ニーズを知れるのも大きなポイント。
また、BrightcoveはGoogle Ad ManagerやFreeWheelと連携しているため広告の運用を見直し、改善するのに役立ちます。
料金は公開されていませんが、Brightcoveのプランには、マーケティング向けの「Brightcove FOR MARKETING」と、企業・組織内のコミュニケーション向けの「Brightcove FOR ENTERPRISE」の2つがあります。
③Cvent|大型イベントにも対応可能
画像引用:Cvent公式サイト
Cventは、日本では使われ始めたばかりのプラットフォームですが、英語圏では大手企業を始めとする多くの企業が利用しています。
イベントに関するWebサイトの作成やメール送信、アンケートの配信と回収まで、イベントの準備から開催後のフォローまでを1つのプラットフォームで完結できるので、大型のイベントを開催する際におすすめのプラットフォームです。
Cventは、MA(マーケティングオートメーション)ツールやCTM(顧客管理システム)さらに、Facebook、Twitter、YouTube、LiveStream、Vimeoなどの配信プラットフォームとの連携も可能です。
Cventの料金は公開されていないので、直接お問い合わせが必要です。
④eventos|ハイブリッドイベントにおすすめ
画像引用:eventos公式サイト
eventosオンラインイベントだけでなくリアルイベントの開催や、ハイブリッドイベントの開催におすすめのプラットフォーム。多様な形式のハイブリッドイベントの実績があります。
webブラウザだけでなく、イベント用のスマホアプリも作成でき、参加者の使いやすさを大切にしているのも特徴です。別のツールを使わずに、eventos内で商談や、会員登録、決済も完結できます。イベントの状況をリアルタイムで把握できるダッシュボード機能や、イベント参加者のコミュニケーションを活発にするマッチングチャット機能も搭載されています。
CSSの調整もできるので、イベントの見栄えにこだわりたい場合にも適しています。
⑤EventHub|カンファレンス、展示会におすすめ
画像引用:EventHub公式サイト
EventHubは、カンファレンスから展示会まで、あらゆるイベントが想定されたプラットフォームです。
オンラインでの名刺交換、登録フォームの作成、商談ルームの設置、視聴ログの取得、アンケート作成など、イベント開催に必要な機能が幅広く搭載されています。
オンラインで行われるバーチャル展示会から、リアル展示会のみの場合にも便利なツールです。QRコードでのチェックイン機能、参加者のマッチング機能、参加者の移動を把握し関連づける機能などがあり、オンラインのみ、ハイブリッド、リアルのみのどのイベントにも対応できます。
EventHubの料金は公開されていないので、直接お問い合わせが必要です。
⑥EventIn|ブース回遊型イベントにおすすめ
画像引用:EventIn公式サイト
展示ブースや公演会場、商談部屋などを一つの画面に表示できるので、参加者はオフラインのイベントのように回遊できるのがEventInの特徴です。
最大300ブースを表示でき、ブースごとに、プレゼンモード・トークモード・展示モードに切り替えられるのも嬉しいポイントです。プレゼンテーションやポスターセッション、個別商談などを同時並行で開催できます。
オフラインやオンラインで一定数のブースに訪れた場合には、バーチャルギフトのノベルティを贈れる機能もあり、参加者の満足度アップに繋がります。
EventInの料金は公開されていないので、直接お問い合わせが必要です。
⑦EventBase|低価格で開始できる
画像引用:EventBASE公式サイト
EventBASEは、大規模なイベントから小規模なイベントまで対応しているプラットフォームです。
一般的なプラットフォームは数十万〜百万円単位で費用がかかるものも多い中、月額数万円から利用できるのが大きな特徴。コストを抑えてイベントを開催したい企業に適したプラットフォームです。
1社での自社イベントなども開催でき、参加者と自然に交流を深められる機能も充実しているので、参加者に自社のサービスや商品の魅力が伝わりやすいのが嬉しいポイント。
以下の3種類のプランによって料金が異なります。
月額費用 | 1回あたりの費用 | |
スターター | 10,000円 | 50,000円 (来場者数200人まで) |
ビジネス | 20,000円 | 68,000円 (来場者数201人〜) ※人数により金額が変動 |
エンタープライズ | 要問い合わせ | (来場者数10,001人〜) |
オンラインイベントプラットフォームの導入メリット
プラットフォームを導入することで、オンラインイベントを効率化できます。プラットフォームを導入する3つのメリットを解説します。
メリット①データを蓄積して活用できる
オンラインイベントプラットフォームを使うことで、イベント参加者の情報を蓄積し分析することができます。
具体的には、下記のような項目を数値化して管理できるのが大きなメリットです。
・イベントの申し込み数
・参加率
・参加者のリアルタイムのデータ
・参加者それぞれの関心度
・PV数
・交流の履歴
イベントを繰り返し行うことでより多くのデータを取得できるので、PDCAサイクルを適切に回すことに繋がります。
メリット②集客から参加者管理、アフターフォローまで1つで行える
オンラインイベントプラットフォームを利用することで、イベントの準備から当日、さらにイベント後の参加者とのやりとりまで1つのプラットフォーム内で完結できます。
イベントのプロモーション、集客や参加者の情報、イベント後のアンケートなどを全てばらばらのツールで管理するのは効率が悪く、時間も手間もかかってしまいます。
オンラインイベントプラットフォームを活用することで、スタッフの負担を最小限にし、より効率的に商談化まで繋げられるのです。
メリット③大規模なイベントを効率的に回せる
大規模なオンラインイベントを実施するには、安定した配信環境の確保や、参加者とインタラクティブなコミュニケーションが取れることが非常に重要です。
プラットフォームを使わずに大規模なイベントを開催しようとすると、膨大な時間的・人的コストがかかってしまいます。
オンラインイベント内での交流を活発にしたり、リアルタイムでの参加者のデータやイベントの効果測定を行ったりすることで、イベントを成功に導くことができるのです。
オンラインイベントプラットフォーム選定時の注意点
オンラインイベントのプラットフォームを選ぶ際の注意点を3つ解説します。
自社で行いたいイベントの内容やプラトフォームの機能、実績などを加味して検討しましょう。
①セキュリティがしっかりしているか
オンラインイベントの開催を通して得られた個人情報や機密の情報が漏洩しないよう、セキュリティが確保されているプラットフォームを選ぶことが大切です。
プランや種類によってセキュリティサービスが異なったりカスタマイズしたりできる場合もあります。以下の機能を確認しておきましょう。
・情報へアクセスできる人を制限する機能が付いているか
・個人情報の流出を防ぐセキュリティ対策、なりすましへの対策
・その他イベントごとに想定されるトラブルへの対策はとれているか
②データの取得・蓄積・分析が可能か
イベントの主催者がいかに手間をかけずにデータ取得・蓄積・分析できるかどうかも重要なポイントです。
イベントを行う度にデータを蓄積して、分析し、マーケティングに活かせる機能があるかどうかを確認しましょう。
既存のデータとAPI連携できるプラットフォームもあります。API連携できるものを選ぶことで、データを有効活用しながらより効率的にイベントを運営できます。
③使いやすいか(toB・toC両方の視点で)
主催者にとっても参加者にとっても使いやすいツールかどうかも重要です。
主催者にとっては、イベントの準備や当日の進行をするに当たり、操作しやすいインターフェイスになっているかどうかを確認して選びましょう。事前にどのような機能が必要かを洗い出しておくことも大切です。
参加者は、イベント参加に慣れている人だけではありません。初めて参加する人や不慣れな人も多いことを想定しておきましょう。
ユーザーファーストを意識してプラットフォームを選ぶことで、参加者の離脱を防ぎ満足度向上に繋がります。プラットフォームの使いやすさは、イベントの成功を左右する大きな要因になりますので、吟味して選ぶことが大切です。
比較検討中ならビデオマッチングにご相談を
オンラインイベントを行う際のプラットフォーム選びは、イベントの成功に大きく関わります。しかし、プラットフォーム選びには、専門知識が必要です。プラットフォーム選びに不安がある企業様も多くいらっしゃいます。
弊社ビデオマッチングでは、オンラインイベントプラットフォーム選びをご支援いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。