ウェビナーを内製化したい!社内にスタジオを作る方法
新型コロナウイルスの影響で、従来の会場集客型セミナーが減り、代わりに「ウェビナー」を開催する企業が増えてきました。ウェビナーは、ネット環境さえあれば全国各地から参加できるため、参加のハードルが低くメリットの大きい集客施策だと言えます。
本記事では、ウェビナーを内製化するメリットや、社内に配信スタジオを作るために必要な機材について解説していきます。
目次
ウェビナーにスタジオは必要?
ウェビナーと一口に言っても、様々なパターンがあります。
・最低限の機材で費用を抑えて行いたい
・プロ用の配信機材を揃えて少しリッチに行いたい
・オフラインで会場にも集客して、本格的に行いたい
集客用の無料セミナーなど、できるだけコストを抑えて開催したい場合は、PC内蔵のカメラ・マイクを使って最低限配信できる環境を整えておけば問題ないでしょう。
しかし参加者から費用をいただいたり、ハイブリッドで会場にも集客する場合などは、配信機材を揃えて少しリッチに行いたいと考える企業様は多いです。
そのようなケースでは、機材を揃えて社内にスタジオを作ることで、映像や音声のクオリティを上げることができます。
社内スタジオを作りウェビナーを内製化するメリット
社内にスタジオを作りウェビナーを内製化するメリットとして、下記が挙げられます。
- 外注コストが抑えられる
- クオリティを統一できる
それぞれ解説していきます。
1. 外注コストが抑えられる
ウェビナーを開催するには、撮影機材や音響機材を揃える必要があります。1回きりであれば専門業者に持ち込んでもらうのが楽ですが、何度もお願いするとなるとその度にコストがかかってしまいます。
今後ウェビナーを月に1回以上開催していくのであれば、社内スタジオを作り自社で内製化できるようにしておくとよいでしょう。
2. クオリティを統一できる
クオリティを統一できることも、ウェビナー内製化のメリットです。業者や撮影場所が変わると、使用する機材や背景・椅子など小物のセッティングも変わってきます。
社内スタジオを構築すれば、毎回同じ場所・同じ機材で撮ることができ、外部に発注する手間もかからないのでクオリティが統一できますよ。
社内スタジオの構築に必要な機材
次に、社内スタジオを構築するにあたり、必要な機材についてご紹介していきます。
基本的には売れている製品を選んでおくようにすれば、いざ壊れたりして困った時でも近くのお店で代替品を購入できたり、レンタルできる可能性が高まるのでおすすめです。
1. パソコン
ウェビナー中にパソコンが落ちたり画面が停止したりしないように、スペックの高いものを用意しましょう。具体的には、下記の表を参考にしてみてください。
CPC | 必須:Core i5以上 推薦:Core i7、Ryzen 7、Core i9、Ryzen 9 |
グラフィックボード(GPU) | GeForceシリーズのRTX 2070 SUPER程度 |
メモリ容量 | 必須:16GB以上 推薦:32GB |
ストレージ容量(SSD・HDD) | 必須:合計1TB以上 |
2. ビデオカメラ
ウェビナーで使用するビデオカメラは、PCやスイッチャーを接続するために、HDMI端子の備わっているものを購入しましょう。詳しくは下記の記事で紹介しています。
3. マイク
商品説明など、MCの両手をあけておきたい場合はピンマイク、講演会や株主総会の場合はハンドマイクを使用すると、臨場感のある演出が可能です。詳しくは下記の記事で紹介しています。
4. ミキサー
ミキサーは複数の音声を1つにまとめてバランスよく調整して配信するのに必要な機材です。40,000円代から購入でき、おすすめ製品は下記の記事で紹介しています。
5. スイッチャー
スイッチャーは、映し出す映像を切り替えるのに必要な機材です。複数のビデオカメラを使う場合や、スライド資料と演者を交互に映す場合などに便利です。
6. キャプチャーボード
キャプチャーボードは、カメラで撮影した映像(信号)を変換しPCへ出力するための装置です。1,000円代から購入でき、おすすめ製品は下記の記事で紹介しています。
7. 照明
ウェビナーの話者が1人で、カメラからの距離と近い場合は「リングライト」を使用すれば問題なく配信ができるでしょう。
カメラから距離がある場合には、下記のような「ビデオライト」がおすすめです。
ご紹介した7つの機材+モニターがあれば、会社の会議室を社内スタジオとして使用できるようになるでしょう。
ウェビナーを内製化するときの注意点
次に、ウェビナーを内製化するときの注意点について紹介します。
1. インターネット環境
ウェビナーを行う上で、映像と音声がズレたり、途中で止まったりしないように、高速で安定したインターネット環境を用意することが大切です。詳しくは下記の記事で解説しています。
2. ソフトウェアを操作できるスタッフの確保
ウェビナー配信を行う場合、専門のソフトウェアを操作できるスタッフが必要です。おすすめのソフトウェアについては、下記の記事で解説しています。
まとめ
ウェビナーを内製化するメリットと、自社スタジオを構築するのに必要な機材について解説しました。「思ったよりも揃える機材が多く、内製化は難しいかな…」と感じた人もいるかもしれません。
そのようなケースでもご安心ください。弊社ビデオマッチングでは、ウェビナー内製化のための下記サポートを行なっております。
- 配信機材の選定
- 機材の使用方法レクチャー
- 本番の配信立ち会い
過去に700社以上のオンラインイベントの配信を行ってきた経験を元に、専門スタッフがノウハウを伝授いたします。ご興味がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。